日本で4カ国外相会合 「アジア版NATO」への機運高まる
(2020年10月5日)
By Guy Taylor – The Washington Times – Tuesday, September 29, 2020
日本政府は来週、米国、インド、オーストラリアと安全保障をめぐる高官会合を開催する。これは「クアッド」と呼ばれ、民主主義4カ国をまとめあげて、トランプ政権が提案している、中国封じ込めのための「アジア版NATO」の基盤となる非公式グループを組織することを目指している。
ポンペオ米国務長官は、東京で開催され、日本、インド、オーストラリアの外相が参加する会合に参加する。茂木敏充外相が29日、発表した。4カ国外相が対面で会合を開催するのは、菅義偉首相が9月中旬に就任してから初めて。安倍晋三前首相は2007年に初めて、4カ国会合を開始した。
トランプ政権は、多国間の枠組みには反対する一方で、2017年インド太平洋戦略の一環としての4カ国会合には前向きの姿勢を示してきた。一部の高官からは、共産中国が世界的超大国として台頭し、軍事、経済での攻勢を強めているとして、4カ国協議の拡大の時期を迎えているとの指摘が出ている。
1カ月余り前、ビーガン国務副長官が、・・・
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