次期大統領、複雑な地政学的パズルに直面へ
(2020年11月9日)
By Ben Wolfgang – The Washington Times – Monday, November 2, 2020
北朝鮮とその核の野望は、世界の安定にとって最大の脅威であり、新たな最高司令官の優先リストのトップに据えなければならない―トランプ大統領は2016年末のオバマ大統領(当時)との政権移行のための非公開会合で、このように言われたことを回想した。
4年がたち、アナリスト、外交通は、朝鮮半島の脅威は依然として強いが、地政学的地雷のような側面が強まっていると指摘する。米中関係がこの地域の米外交のあらゆる側面に影響を及ぼし、世界各地の紛争地帯を、大きく、複雑なパズルの一片としていかに捉えるべきかが重要になっているからだ。
民主党のジョセフ・バイデン氏が大統領選で勝利しても、トランプ氏が再選されても、大統領は、21世紀の激化する中国、ロシアとの覇権争いの中で急速に変化している国際情勢に直面する。困難な課題に満ちている。
予測できないイラン、混乱のアフガニスタン、米国主導のベネズエラ政権交代の失敗、東欧へのロシアの攻勢、シリア内戦、中東・アフリカでのイスラム過激派の脅威などの問題が待ち構えている。それぞれに米大統領がどのように対処するかで、世界に影響が及び、新たな国際秩序が形成される。
一部の専門家らは、新たな各国の覇権ランキングがすでに出来始めており、・・・
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