重要な最高裁への提訴で割れる共和党
(2020年12月16日)

4激戦州での民主党のジョセフ・バイデン氏の勝利の取り消しを求める連邦最高裁への訴えをめぐって、共和党が、トランプ大統領支持派と反対派に割れている。トランプ氏は、国家が「危険な時」に直面しているという支持者らの見方に賛意を表明した。
196人の共和党下院議員のうち106人が、テキサス州の訴えを支持し、判事らに「合法的な票だけを数えて」大統領を選出するよう求めた。
テキサス州の訴えに反対した共和党員の中には、ジョン・ダンフォース上院議員、ワシントンのベテラン弁護士カーター・フィリップス氏がいる。フィリップス氏は、保守派の最高裁判事クラレンス・トーマス、サミュエル・アリート両氏の友人だ。2人は8日に提出した弁論趣意書で、親トランプ訴訟の違法選挙の主張は、「連邦主義と権力の分立を愚弄するもの」と指摘している。
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