バイデン政権は中国の米大学浸透をどのように容認しているか
(2021年2月19日)
By Bill Gertz – The Washington Times – Thursday, February 11, 2021
米国土安全保障省は、米国の大学や学校に対して、中国政府が資金提供する「孔子学院」との合意内容を開示するよう求める連邦規則の提案を破棄した。
連邦官報によると、トランプ政権末期の12月31日に提案された連邦規則は、1月26日に説明が付されず撤回された。
孔子学院とその傘下の孔子課堂は、表面上は中国の文化と言語を教える教育センターとして運営されている。しかし、米連邦当局は、同学院が中国政府の影響工作のための隠れ蓑とみている。
フロリダ州選出のマルコ・ルビオ上院議員(共和党)は、孔子学院が米国の世論を誘導し、中国について一方的な情報を教える秘密の影響工作に取り組んでいると述べた。トランプ前政権による圧力により、同学院の多くは閉鎖された。
ルビオ氏は「何年もの間、私は中国政府が運営する孔子学院の脅威について警鐘を鳴らしてきた。連邦捜査局(FBI)は、中国共産党がこれらの組織を使って米国の大学に侵入したと警告してきた」と本紙に語った。同氏は「トランプ前大統領とその政権は、大学や学校が中国政府の影響を受けるこれらの代理組織との協定内容を開示することを義務付ける第一歩を踏み出した。バイデン大統領がこの重要な行動を取り消すことは、非常に憂慮すべきだ」と表明した。・・・
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