バイデン氏、グアンタナモ収容所閉鎖へ検討命じる
(2021年2月22日)
By Mike Glenn – The Washington Times – Friday, February 12, 2021
バイデン大統領は、米同時多発テロの首謀者ハリド・シーク・ムハンマドら約40人を収容しているキューバの米軍のグアンタナモ収容所の今後について検討するよう命じた。ロイター通信が報じた。
尋問が行われ場所だが、拷問が行われたとの批判もある、物議をかもした収容所の閉鎖は、バイデン氏が大統領候補だった時の公約であり、副大統領だった際の大統領オバマ氏も閉鎖を目指していた。
ロイター通信によると、閉鎖計画に詳しい2人が、バイデン氏は数週間、ないしは数カ月内に大統領令に署名する可能性があり、グアンタナモ海軍基地にあるこの収容所の閉鎖を正式に要求するつもりであることを明らかにしている。
国家安全保障会議の報道官はロイター通信に、収容所の閉鎖計画について、政権内の他の省と協力し、議会とも協議すると述べた。
閉鎖計画が、法廷闘争となることは間違いない。連邦政府が、グアンタナモ収容所の収容者を米本土の収容所に移送することは法律で禁止されているからだ。
ロイター通信は、バイデン政権は他国に収容者の受け入れを求め、仮出所のような形のプログラムを再開し、収容者らが今後も米国にとって脅威となるかどうかを判断する可能性がある。