CPACの調査でトランプ氏が支持率トップに

(2021年3月10日)

AP Photo/Gerald Herbert, File

By Stephen Dinan and S.A. Miller – The Washington Times – Sunday, February 28, 2021

 ワシントン・タイムズ/CPAC(保守政治活動会議)が2月28日に公表した調査によると、トランプ前大統領は、2024年大統領選の共和党候補指名争いに名乗りを挙げるとみられる保守派リーダーの一人だが、保守派の間では、候補指名を獲得できなかったとしても、トランプ氏の政策課題は党の推進力としなければならないとみられている。

 トランプ氏の再出馬を望むかとの質問に対し68%が「望む」と回答、他を引き離してのトップだった。

 調査で名前が挙げられた他の20人に対しトランプ氏は55%を獲得、次点のデサンティス・フロリダ州知事を大きく引き離した。今年のCPACの大会が実施されたのはフロリダ州オーランドであり、デサンティス氏の健闘は地元であることが有利に働いたものとみられている。

 5%を超える支持を得た候補は他にいなかった。

 トランプ氏自身よりももっと重要なのは、これまで上げてきた成果だ。回答した95%もが、共和党は今後もトランプ氏の政策を推進すべきだと答えた。

 また、97%がトランプ氏を支持すると答えた。

 調査を実施した世論調査人ジム・マクローリン氏は「保守派運動の中でトランプ氏ほど人気が高い人物は過去にいない」と述べた。

 マクローリン氏は、これらの数字は、党はトランプ氏を乗り越えるべきだと主張してきたワシントンの共和党員らへの警告とみるべきだと指摘した。草の根の保守派は「トランプ氏の政策は共和党の未来だと考えている」とマクローリン氏は述べた。

 加えて、CPACの参加者らは明らかに、共和党議員を熱心には支持していない。93%以上が、共和党議員らは、十分にバイデン大統領の政策と戦っていないと答えている。

 調査の対象は、25日~28日に開催されたCPACの参加者1007人。開催場所は、会議の開催が新型コロナウイルスの感染拡大によって制限されているワシントンから変更された。

 質問のほとんどは、保守派の耳に心地よいものだが、調査では、バイデン大統領ら民主党員に関しても大会参加者らの意向を聞いている。

 バイデン氏の支持率は1%だった。

 しかし、バイデン氏は共和党員にとって最大の脅威とはみられていない。米国にとって「最大の脅威」として挙げられたのはナンシー・ペロシ下院議長で、41%でトップだった。

 2期目のアレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員(民主、ニューヨーク州)は、政治的影響力を強め、第2位の22%、バイデン氏は19%で3位だった。

 民主党の上院院内総務チャールズ・シューマー氏とバーナード・サンダース上院議員がトップ5に入ったが、どちらも一桁だった。

 保守派はまた、選挙不正がなければバイデン氏は大統領選に勝てなかったと考えている。93%もが、昨年11月3日の選挙でバイデン氏が勝ったのは不正のせいだと考えている。

 大統領選の健全性も、保守派が気にかけている課題の上位に位置し、62%がこの問題をトップ3に挙げた。憲法上の権利は2位、移民問題は3位だった。

 マクローリン氏は調査結果の公表後、CPACの舞台に上がり「『米国を再び偉大に』運動は、保守派の運動だ。わが党の基礎だ」と訴えた。

 今年の調査では、2024年の大統領選について2つの質問が掲げられた。トランプ氏の名前が入った質問と、入っていない質問だ。

 トランプ氏の名がリストに搭載された場合、トランプ氏は55%を獲得、デサンティス氏が21%、サウスダコタ州のクリスティ・ノエム知事が3位で4%、ニッキ・ヘイリー元国連大使が3%だった。マイク・ポンペオ前国務長官とテッド・クルーズ上院議員がともに2%で続き、その他の候補は2%以下だった。

 トランプ氏を除くと、デサンティス氏が43%でトップ、ノエム氏11%、ドナルド・トランプ・ジュニア氏は3位で8%だった。トランプ・ジュニア氏の名前は、父親のトランプ氏が含まれる質問には載っていなかった。イバンカ・トランプ氏は9位だった。

 そのほかに際立った人物としては、FOXニュースの司会者タッカー・カールソン氏で8位と6位、マイク・ペンス前副大統領は、トランプ氏が記載された質問では10位、トランプ氏が記載されていない場合はトップ10に入らなかった。

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