バイデン政権、メキシコ国境の「危機」認める
(2021年3月11日)

AP Photo/Gregory Bull
新政権は国境の「危機」が続いていることを認め、バイデン大統領はメキシコのロペスオブラドール大統領とオンラインで会談を行う準備を進めている。
会談に先立つ記者へのブリーフィングで政権高官は、バイデン氏は、メキシコが不法移民の急増を止めるために何ができるかを尋ねるが、一方でバイデン氏は、米国に到達する移民への待遇を改善する計画であることを示す意向だと説明した。
ロペスオブラドール氏は週末に、ビデオチャットでバイデン氏に「ブラセロ」型の移民計画を提案すると述べ、年間数十万人のメキシコなど中米の移民が米国で働くことを認められるよう求めた。
ブラセロ計画は、第2次世界大戦中に立案されたもので、20年間にわたって実施された。数百万人の未熟練職の移民労働者を期限付きで受け入れ、期限が切れれば帰国させるというもの。この計画は、労働者の待遇、米国人労働者の職を奪うという主張をめぐって論争となった。
この高官はブリーフィングで、報道は見たが、政権としては今のところ興味を持っていないと述べた。
「今のところ、国境で危機を切り抜けることに専念している」
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