移民急増で国境の状況悪化、現状の呼び方めぐり対立する政治家

(2021年3月20日)

Homeland Security Secretary Alejandro Mayorkas, right, accompanied by White House press secretary Jen Psaki, left (AP Photo/Andrew Harnik)


 全米国境警備会議のブランドン・ジャッド会長は、2週間前なら、国境の状況を危機的とは呼ばなかっただろうが、今はその状況に達したと述べている。

 ジャッド氏は、国境警備当局はメキシコ国境の職員を増員し、北部国境やアリゾナ州の幹線道路の検問所から人員を集め、支援に当たらせていることを明らかにした。国境警備当局はすでに手いっぱいで、増員がなければ対処できず、危機的状況にあるということだ。

 ジャッド氏はワシントン・タイムズに、「きょう、今、『危機的状況にあるか、手に負えなくなっているか』と聞かれれば、その通りと答える」と述べた。

 共和党の有力議員らが22日、現状を把握するため国境を訪れる。ホワイトハウスと国土安全保障省は、「危機的」との指摘を繰り返し否定し、「困難な状況」と呼んでいる。

 この点が、移民問題にかかわる誰もが抱いている疑問だ。

 数字を見ると、状況は複雑であることが分かる。

 国境警備当局は2月、9万6974人を拘束した。これは、過去10年以上で3番目に多い。2019年に移民が押し寄せ、4月と5月に迎えたピーク時に次ぐ。

 
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