ショビン裁判を人種差別批判に利用する米民主党
(2021年4月25日)

President Joe Biden speaks Tuesday, April 20, 2021, at the White House in Washington, after former Minneapolis police Officer Derek Chauvin was convicted of murder and manslaughter in the death of George Floyd. (AP Photo/Evan Vucci)
デレク・ショビン被告の法廷ドラマに、人種差別の観点は明らかになかった。
だが、評決が出た後、野心的な警察改革法案を通そうとする民主党の取り組みはそうではない。
バイデン大統領と民主党議員たちは、20日に有罪評決が出るとすぐさま、ジョージ・フロイドさんの死を「システム化された人種差別」に結び付ける試みを開始した。「ジョージ・フロイド正義警察法案」を成立させる全面的な取り組みの一環で、訴追の物語を書き換えているのだ。
バイデン氏はフロイドさんの死を、「白昼の殺人であり、全世界が目隠し無しでシステム化された人種差別を目撃した。これは米国の魂の汚点」であり、「黒人の正義に対し膝を首に乗せる行為だ」と呼んだ。
「陪審員が有罪評決を下したにすぎない。ジョージ・フロイドさんら生きているべきすべての人たちが帰ってくるわけではない」。民主党のクリス・バンホーレン上院議員(メリーランド州選出)は、こう主張した。「あらゆる形態のシステム化された人種差別を打倒するために至急行動し、上院はジョージ・フロイド正義警察法案を通さなければならない」
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