中国、ロシアからの暗殺の恐怖に脅える亡命者
(2021年6月8日)

This April 13, 2016, file photo shows the seal of the Central Intelligence Agency at CIA headquarters in Langley, Va. (AP Photo/Carolyn Kaster, File)
米情報機関が、ロシア、中国などの敵対国で米国のためのスパイ活動を行った高位の亡命者数百人を、生涯にわたって保護していることはあまり知られていない。
このプログラムに関わった中央情報局(CIA)元工作員が、その難しさについてワシントン・タイムズに語った。
ジョセフ・アウグスティン氏は2004年に退職するまでの28年間、この極秘業務に携わっていた。同氏によると、CIAの保護を受けた亡命者のほとんどは、名前を変え、米国で息をひそめながら新たな生活を送っているという。
保護を受けない場合は、暗殺の危険もある。旧ソ連国家保安委員会(KGB)のアレクサンダー・ザポロズスキー大佐は、KGBにだまされてソ連に帰国し、強制労働の判決を受けている。
アウグスティン氏は「亡命者保護プログラムの対象者は、CIAのスパイ活動にとって最も重要な資産だ。生涯にわたって亡命者に責任を持つ」と強調。連邦保安局の証人保護プログラムと違い、規則に従わない者がいても、保護対象から外すことはないという。
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