米運輸長官、バイデン氏の予算は「大胆で責任ある」

(2021年6月12日)

U.S. Secretary of Transportation Pete Buttigieg speaks during a press conference at the Atlanta BeltLine, Inc. office space in downtown Atlanta, Friday, May 21, 2021. (Alyssa Pointer/Atlanta Journal-Constitution via AP)

By Seth McLaughlin – The Washington Times – Sunday, May 30, 2021

 ピート・ブティジェッジ米運輸長官は、6兆㌦の予算案は「大胆」かつ「責任ある予算」であると述べ、バイデン大統領の支出計画に対する財政上の懸念に反論した。

 ブティジェッジ氏は、道路や橋のほか、共和党が「インフラ」とは見なしていない多くの計画への「一世代に一度の」の投資として大統領が推進している2兆3千億㌦の「米国雇用計画」の主要な広報係を務めている。

 「これは責任ある予算であり、重要なことにこの予算への支出と投資のすべての提案は、報酬をもたらす」とブティジェッジ氏は「フォックス・ニュース・サンデー」で語った。「ただで何かを手に入れることはできない」

 「短期的には、道路、橋、教育、健康に大きな投資をする必要があることが分かっている」と同氏は述べた。「率直に言って、われわれは何十年もの間、米国を強くする投資をやめてきたので、しないわけにはいかない」

 共和党議員は、大統領の包括的な法案に難色を示し、あまりにも巨額であるとし、インフラの従来の定義をはるかに超えていると述べている。

 ウェストバージニア州選出のシェリー・カピト上院議員は先週、全国の道路と橋の修復に9千2百億ドルを費やすことを求める2つ目の共和党のインフラ対案を発表した。

 バイデン氏は今週、共和党議員を別の会合に招待し、両者の案の1兆㌦以上のギャップを埋めることを望んでいる。

 カピト氏は、「フォックスニュース・サンデー」で合意点を見つけることに自信を持っていると語った。

 「われわれはお互いにまだ交渉の席についているので、必ず実質的な譲歩をすることができる」と同氏は述べた。

 しかし、カピト氏は「インフラの定義については意見が分かれる」と述べ、トランプ政権の2017年の減税を撤回しようとする大統領の動きは、交渉の出発点となり得ないと付け加えた。

 「われわれはこれを支払う方法を定めたが、それは税金を上げることとは関係ないと思う」と同氏は述べた。「一カ所で増税すると、すべてが増税されたように感じられることは誰もが知っている」

 カピト氏は、民主党が共和党の支持なしに今年可決した1兆9千億㌦のコロナウイルス救済パッケージに含まれる資金の一部は、インフラ法案の支払いに「組み直し」することができると述べた。

 一方、ブティジェッジ氏はインフラの定義をめぐる争いを軽視し、裕福な個人や企業に対する増税案を擁護した。

 「米国人は、どの政策がどのカテゴリーに属するかなど大学寮で行うような議論が待つ余裕はない」とブティジェッジ氏は語った。「彼らは、われわれがそれをやり遂げることだけを望んでいる」

 「それが大統領の雇用計画が米国民に圧倒的に人気がある理由だ」と同氏は述べた。「われわれは今、ワシントンがそれに追いつき、具体的な行動を起こすようにさせている」

 ホワイトハウスは、メモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)を超党派で行うインフラ協議の「進展」の期限として設定した。

 ホワイトハウスは提案を2兆3千億㌦から1兆7千億㌦に縮小した。カピト氏の最初の対案は5680億㌦だった。

 バイデン氏は先週、記者団に協議の進展に期待していると述べたが、その直後になるべく早く合意に達したいという焦りを示した。

 バイデン氏のインフラ計画は、道路や橋のための115億㌦、電気自動車のための174億㌦の輸送を近代化するために85億、配管を更新するために111億㌦、農村ブロードバンドアクセスを拡大するための100億㌦を含む。

 大統領はまた、自らの「家族計画」のために1兆8千億㌦を求めており、それは、幼稚園無償化に2千億㌦、無料のコミュニティ・カレッジに1090億㌦、奨学金に850億㌦、育児に2250億㌦、有給の家族医療休暇制度に2250億㌦を確保することになる。

 共和党議員は、1兆㌦近くの提案のうち5060億㌦が「道路、橋」などの主要な交通プロジェクトに使われることを提案している。その数字のうち、40億㌦が電気自動車のインフラに割り当てられている。2035年までにガソリン車を段階的に廃止するというバイデン氏の野心への譲歩だ。

 共和党の計画には、公共交通機関に980億㌦、国の水道インフラを強化するための720億㌦、ブロードバンドインターネットへのアクセスを拡大するための650億㌦も含まれている。

 民主党は、予算調整措置として知られる手法を通じて共和党からの支持なしにインフラ法案を通過させる可能性もある。

 ブティジェッジ氏は、時間は刻一刻と迫っていると述べ、議員が6月7日に1週間の休暇から復帰するまでに、交渉には「明確な方向性」が必要だと述べた。

 ブティジェッジ氏はCNNの「ステート・オブ・ザ・ユニオン」で、「われわれはどちらにするか決断する瞬間にかなり近づいたと思う」と語った。「交渉は永遠には続かない」

バイデン氏の見せ掛けの「防犯計画」

(2021年06月30日)

G7が初めて台湾への支持を表明

(2021年06月28日)

デサンティス米フロリダ州知事は共和党の「ロックスター」

(2021年06月27日)

バイデン政権の海軍予算削減に議会が反発

(2021年06月26日)

「目をさませ!」:イスラエル新首相、バイデン大統領の対イラン核交渉を叱責する

(2021年06月26日)

イラン原発が原因不明の緊急停止

(2021年06月25日)

中国の台頭が米ロ首脳会談に影響

(2021年06月25日)

米国会計検査院、バイデン政権による国境の壁建設停止措置を合法と判断

(2021年06月24日)

バイデン・ハリスの移民政策の失態

(2021年06月23日)

五輪初のトランスジェンダー選手出場、「公正な競争奪う」/女性人権団体が激しく反発

(2021年06月23日)
→その他のニュース