虚偽拡散にフェイスブックとファウチ博士共謀
By THE WASHINGTON TIMES – – Sunday, June 13, 2021
ANALYSIS/OPINION:混じり気の無い事実は手に入れにくい。そして、自尊心が過剰な個人だけが、真理省(ジョージ・オーウェルの小説『1984年』に描かれた架空の言葉)に職を求める。
フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ氏と、免疫学のアンソニー・ファウチ博士は、無謀にも、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)についての公式の言葉を作るためにチームを組んだ時に、その役割を引き受けた。
彼らの新型コロナに関わる共謀事件は、反対の意見を黙らせるほど、自分自身の清廉潔白を確信する人たちに対して警告として役に立つ。
米国人は現在、その強力な2人組がどのように協力して、パンデミックに対する認識を形成する物語を確立したかを学びつつある。情報公開法の記事によって、バズフィード(米国のオンラインメディア)は、政府が承認した情報、別名プロパガンダを売り込む計画を詳しく語り合う両者間の電子メールを入手した。
「これはまだ公開されていない」「しかし、私はすべての人(2億人以上の米国人、世界中の25億人)のために、フェイスブックのトップに置く『新型コロナ情報ハブ』を、二つの目的をもって構築しているところだ」と、ザッカーバーグ氏は、2020年3月に書いている。彼はこの二つの目的を、「信頼できる情報」の提供と、「社会的ディスタンス」実行の奨励とした。
米国立アレルギー感染症研究所の所長、ファウチ博士は、すぐに同意して「あなたの考えや提案はとても素晴らしいと思う。あなたのハブのために喜んで動画作りに取り掛かろうと思う」と言った。ところが、情勢は一変して、フェイスブックがファウチ博士の承認した疾病教義書が世界中に行き渡った時に、協力が共謀になり、いつの間にか大勢のファクトチェッカーが集まって異議を唱えだした。
マスク着用とソーシャルディスタンスに関する対立する教えは人々を当惑させたが、もっと深い謎が、国民を混乱に陥れた。新型コロナはどうやって発生したのだろうか、と。ワシントン・タイムズの国家安全保障担当記者ビル・ガーツは最近、記事の中で、フェイスブックが、新型コロナの発生源が疑われる武漢研究所と中国軍とのつながりに関して行われた優れた研究の2020年1月の報告書を、造作なくインターネットから消させたやり方を語った。なぜそんなことをしたのか。それは、USAトゥデー による「ファクトチェック」がそれに「偽情報」のレッテルを貼ったからである。
フェイスブックは、検閲に値すると思われる「虚偽の主張」のカタログを手早く作成した。リストのトップに「新型コロナ、人工的に作られたか製造されたものである」という言葉を置いた。ホワイトハウスの疾病に関する最高の顧問としてファウチ博士は、致死的な新型コロナはほぼ確実に自然発生のものであると、早くから、またしばしば、主張していた。従って、新型コロナは湿気の多い市場からゆっくり漏れ出したに違いないという考えがメディアの正統論になったのだ。
米国人は最近、米国の納税者の資金が、仲介者を介して武漢研究所に流れていることに気が付いた。そこでは、新型コロナの毒性をより強くするための「機能獲得」の実験を行っていた。驚いたことに――パンデミックが爆発する直前に、3人の研究所の職員が新型コロナのような症状を発症した。世界中で400万人近くを殺した新型コロナの最も可能性の高い原因が武漢の施設である以上、ファウチ博士とザッカーバーグ氏が拡散させた「信頼できる情報」は虚偽であるようだ。
フェイスブックは最近、新型コロナは「人間が作り出したもの」との主張禁止令を解除したが、それは、ただ、抑え込もうとした情報が突如公衆の面前に飛び出したからにすぎない。世界のザッカーバーグ氏らやファウチ博士らに、真実の探求に検閲の手を貸すことを許してはならない。