米はAI戦で中国に負ける-空軍の元技術者が警告

(2021年10月13日)

在北京米国大使館が主催する米国大統領選挙イベントで、ホテルの外に掲げられた米国と中国の国旗(AP Photo/Andy Wong)

By Ryan Lovelace – The Washington Times – Monday, October 11, 2021

 米空軍に新設された最高ソフトウエア責任者(CSO)に就任し、9月に抗議の辞職をしたニコラス・チェイラン氏が、サイバー、人工知能(AI)をめぐる中国との競争に米国はいずれ敗北すると警告している。

 チェイラン氏は、「米国はこのままでは(サイバー、AIで中国との)戦いに負ける。目を覚ます必要がある」とAI開発で政府の対応が遅いことに警鐘を鳴らした。

 また、ハイテク企業は、政府との協力を回避する傾向があるが、それは中国にとって利益になることであり、米国のハイテク業界は中国から知らず知らずのうちに影響を受けていると主張。「問題は、IT企業の多くが米軍をないがしろにしていることだ。中国との取引には何の抵抗も感じていない」と訴えた。

 チェイラン氏の抗議の辞職を受けて、共和党のラウンズ上院議員は今月に入って軍事委員会で「新技術への投資が不足していることへの懸念といら立ちが高まっている」と指摘、「あらゆる領域で高まる世界的脅威の中で競争するために必要な能力のある人材の採用、訓練」の必要性を訴えた。

 チェイラン氏は、「3年間にわたって、問題を指摘してきた。話は聞くが、行動はしない。新政権になってそれはさら悪化した。事実上、予算が獲得できなくなり、辞職を決めた」と政府の対応を非難している。

 チェイラン氏は、開発、安全保障、情報技術を一体化させ、ソフトウエア開発を迅速化することを政府に要求。宇宙企業スペースXの例を挙げ、スペースXなら1日でできるソフトウエアの更新が、政府がやれば1~5年かかると述べた。

北京の米国大使館が主催した米大統領選挙関連イベント中、ホテルの外に米国と中国の国旗が掲げられた。政府報告書は、中国、ロシア、イランの諜報機関が、米国の企業、政府研究所、大学から企業秘密や専有情報を盗もうと躍起になっている様子を明らかにしている。(AP通信/アンディ・ウォン)

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