破綻した「大きい政府は良い政府」神話
(2021年10月28日)

2021年10月20日(水)、ワシントンのキャピトル・ヒルで行われた記者会見で、ジョー・バイデン大統領の「Build Back Better」計画について語るカリフォルニア州のナンシー・ペロシ下院議長(AP Photo/Andrew Harnik)
政府は個人にできないことをするために存在している。だから、より「大きな政府」の方が、それだけより効果的に事を成し得ると思うのは自然である。
さらに、中央政府が新型コロナウイルス感染症予防策に、より強い筋力を発揮できるなら、その死亡数は、より少なくなると結論付けたくなる気持ちも理解できる。新型コロナ問題は、そういった幅広く浸透した思い込みの中心にしっかりと根を下ろし、公衆衛生の名目ですでに数兆㌦も使われているのに、さらに屋上屋を重ねるがごとくパンデミック後の再建費に数兆㌦の予算を求めるバイデン大統領の論拠に、批判の声が上がっている。
「大きい政府は良い政府」は神話だ。
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