ヘイリー氏、国境を巡るバイデン氏の「職務怠慢」を非難

(2023年4月9日)

2023年3月27日(月)、ニューハンプシャー州ドーバーでキャンペーン中の共和党大統領候補、ニッキー・ヘイリー前国連大使(AP Photo/Charles Krupa)。

By Seth McLaughlin – The Washington Times – Monday, April 3, 2023

 共和党の大統領候補ニッキー・ヘイリー氏は3日、メキシコとの国境における混乱に対処しないバイデン大統領を「職務怠慢」と非難し、不法移民と国内に流入する違法薬物の流れを減速させたとされるトランプ政権時代の政策を復活させることを誓った。

 ヘイリー氏は、2024年の共和党大統領候補の中で初めて南部国境に足を運び、同党予備選の有権者の間で活発に議論されるテーマに自らの痕跡を残し、ドナルド・トランプ前大統領から注目を奪う機会を得た。

 「これはバイデン大統領の職務怠慢だ」と、ヘイリー氏は、共和党のトニー・ゴンザレス下院議員と共にテキサス州南部を訪問した際に述べた。ヘイリー氏は、牧場主や地元の法執行機関の職員と会い、「これは、誰が何と言おうとも危機だ」と語った。

 ヘイリー氏は、もし当選すれば、不法移民労働者を選別するための政府データベースである電子認証プログラムの使用を企業に義務付けるよう働き掛けると述べた。

 国境警備隊と移民税関捜査局の捜査官を2万5千人増員し、聖域都市(不法移民保護都市)を廃止し、トランプ政権時代の国境政策「メキシコにとどまる」を復活させると述べた。また、パンデミック中の移民追放政策「タイトル42」を維持し、バイデン政権の(不法入国者を拘束してもすぐに釈放してしまう)「キャッチ&リリース 」政策を、 「キャッチ&デポート(強制退去)」に置き換えるとも述べた。

 「バイデン大統領に言いたいことは、恥を知れということだ。なぜなら、あなたは米国人全員を危険にさらしているからだ」と、ヘイリー氏はフォックスニュースに出演した際に語った。「これは国家安全保障上の脅威だ」

 ヘイリー氏は「これはあなたの仕事だ。それは、米国民を守ることだ。あなたはそれをやっていない。あなたは大統領になる資格はない」と述べた。

 元国連大使で元サウスカロライナ州知事のヘイリー氏は、トランプ氏についての報道が支配的な選挙戦で、存在感を維持するために奮闘している。

 実際、この日の政治報道は、4日に刑事告発で罪状認否を行うためにフロリダ州からニューヨークに行ったトランプ氏の動向を追い続けていた。

 ヘイリー氏は、マンハッタン地方検事アルビン・ブラッグが「政治的復讐(ふくしゅう)」を狙っているとするトランプ氏を擁護し、こうした大騒ぎが、地域社会や生活に打撃を与えている移民などの深刻な問題から注目を奪っていると述べた。

 「われわれは、今やどの州も国境の州になっていることを話すべきだ」とヘイリー氏は述べた。「われわれはこれについて話す必要があり、ここに焦点を当てる必要がある。なぜなら、これは米国のすべての家族に対する国家安全保障上の脅威であるからだ」

 バイデン氏は、移民に対してより寛大なアプローチを約束し、就任した。

 同氏は「メキシコにとどまる」政策や2020年まで国境をおおむね安定化させていた中米諸国との協定など、トランプ政権時代のさまざまな政策を取りやめた。

 バイデン氏による政策転換は、予想通り破滅的な移民の急増をもたらし、過去の記録を打ち破り、国土安全保障省の手に負えない状況となった。

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