ハンター・バイデン氏への恩赦

(2024年12月7日)

特権階級のハンター・バイデン イラスト:Greg Groesch/The Washington Times

By Editorial Board – The Washington Times – Tuesday, December 3, 2024

 バイデン大統領は、息子を恩赦しないと言った時、真実を語っていなかった。バイデン氏は1日、ハンター氏が2014年以降に犯したすべての不正行為に適用される「刑務所から出る無料カード」を発行した。

 この父親としての恩赦は不快で過剰だが、一つの利点がある。それは、新しい政権が過去にとらわれることを防ぐことだ。

 バイデン氏の家族はもはや重要ではない。もっと緊急の問題がある。例えば、第3次世界大戦を防ぐこと、不法移民の侵入を止めること、そしてスーパーマーケットの価格を正常に戻すことだ。

 米国を経済成長、繁栄、平和の道に戻すための代償が、幾つかの小物詐欺師を刑務所から逃がすことなら、それも仕方ない。恩赦はまた、次期大統領ドナルド・トランプ氏が、自身やスタッフ、支持者を1月6日の事件に関する司法省の訴追から免除するための根拠を提供する。バイデン氏は、司法省が政治的動機で動いていることを認めたからだ。

 声明の中で、バイデン氏は息子が標的にされたと信じていると述べ、「銃の申請書の記入方法だけで重罪に問われることはほとんどない。深刻な依存症のために税金の支払いが遅れたが、その後利息と罰金を含めて支払った人々は、通常、非刑事的な解決を受ける。ハンターが異なる扱いを受けたのは明らかだ」と語った。

 共和党はこれらの告発を提出することには関与していなかった。それはバイデン氏の司法長官メリック・ガーランド氏が、無秩序な行為を精査した後に捜査を開始したものだ。

 ハンター・バイデン氏は薬物使用中にコルト38スペシャルリボルバーを購入した。2週間もたたないうちに、元恋人のハリー・バイデン氏が、クラックパイプとコカインの残留物と共にその銃を彼の無施錠のトラックで見つけた。彼女はその銃をストリップモールのごみ箱に投げ捨て、後に「宝物」を探していた老人によって回収された。

 同様に、ハンター氏が内国歳入庁(IRS)への税金を支払わなかったのは、彼が落ちぶれた中毒者だったからではない。彼は数十万㌦を娼婦に費やし、それを税控除として申告しようとしていた。

 しかし、大統領の息子が特別待遇を受けたのは間違いない。司法省はこれらの不正行為を何年も隠蔽(いんぺい)していた。悪名高いラップトップの動かぬ証拠が漏れ出し、IRSの内部告発者の証言が政権の隠蔽を暴露した後で初めて、ガーランド司法長官の司法省はハンター氏に対して2件の軽微な訴訟を起こすことを決定した。

 甘い司法取引は、ハンターを過去の犯罪から刑務所に入ることなく免除するはずだった。しかし、連邦判事が実際にその条件を読み、それを認めることを拒否したため、彼にとっては不運だった。

 銃の購入と脱税は、ハンター氏が2014年にウクライナのエネルギー企業ブリスマの取締役に就任した際に起こったことから目をそらすためのものだ。彼は当時副大統領だった父親へのアクセスを利用して、自分自身と「ビッグガイ(大物)」のために数百万㌦を稼いだ。

 従って、恩赦がハンター氏が「2014年1月1日以降に犯した、または関与した可能性のある犯罪」を対象としているのは偶然ではない。賄賂とマネーロンダリングは常に追及すべき重罪だった。

 彼の家族は不正に得た利益を保持するが、バイデン氏は道徳的権威を持って日々の問題について発言する資格を失う。

 バイデン氏はキャリアをスタートさせた当初から、真実をないがしろにしてきた。ロースクールの論文でイギリスの政治家を盗用したことがバレた。2020年の選挙戦は、トランプ氏がバージニア州シャーロッツビルの白人民族主義者を支持したことに端を発していると主張したが、これは簡単に反証できるうそだ。

 同氏の最後の重要な行為である恩赦もまた、虚偽の上に成り立っている。それが今、バイデン氏の汚れた遺産となっている。

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