グーグル、人間を凌駕する万能AI開発へ

(2025年1月11日)

ニューヨークで撮影されたグーグル・ビル(2024年2月26日)。(AP Photo/Seth Wenig, File)

By Ryan Lovelace – The Washington Times – Wednesday, January 8, 2025

 「チャットGPT」で知られるオープンAIからIT大手グーグルに移った人工知能(AI)のトップ研究者が、世界全体をシミュレートする大規模モデルを構築するための新しいチームを組織しようとしている。

 ティム・ブルックス氏は昨年、オープンAIから、グーグルのAI部門「グーグル・ディープマインド」に移籍し、「汎用人工知能(AGI)」の開発に取り組んでいる。

 技術者や研究者はAGIという言葉を、あらゆる認知領域で人間を凌駕できる仮想的なAIシステムを表すのに使っている。

 ブルックス氏は6日、SNSのX(旧ツイッター)とリンクトインで、「ディープマインドは、世界をシミュレートする巨大な生成モデルをつくるという野心的な計画を持っている。このミッションを持つ新しいチームを募集している。一緒につくろう」と呼び掛けた。

 ブルックス氏はまた、「この物理世界をシミュレートする生成モデルを構築する野心的なプロジェクト」を支援するために、グーグルのチームに参加するエンジニアと科学者の求人情報を共有した。

 同氏はここで「私たちは、動画やマルチモーダルデータ(画像、音、テキストなど)での事前学習を拡大することが、AGIへの重要な道筋であると考えている。この世界モデルは、視覚的推論やシミュレーション、具現化されたエージェントのプランニング、リアルタイム・インタラクティブ・エンターテインメントなど、多くの分野で力を発揮するようになる」と主張している。

 他の企業もロボットを通じて新しいAI技術を活用しようとしており、同様にAGIを構築できると考えている。

 半導体メーカー、エヌビディア(NVIDIA)は今週に入って、「模倣学習」を使って人間型ロボットを訓練し、より人間に近づけることを目的とした新しいプラットフォームのリリースを発表した。

 AGIを巡る競争は民間セクターで過熱しており、オープンAIのCEO、サム・アルトマン氏は5日、超知能に照準を合わせていると述べた。

 アルトマン氏は自身のブログで、「私たちはすでに、AGIを構築する方法を知っている。以前からそれは分かっていた。2025年に最初のAIエージェントが『労働力に加わり』、企業の生産性を大きく変えるのを見ることができると考えている」と強調した。

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