中国が米政府・民間部門を標的に大規模妨害工作-FBI長官
(2020年7月10日)
By Bill Gertz – The Washington Times – Tuesday, July 7, 2020
米連邦捜査局(FBI)のレイ長官は7日に行った政策に関する演説で、中国の工作員と外交官らは、賄賂、脅迫、秘密影響工作で米国の政策を妨害しよう積極的に活動していると警告した。
工作員らは、中国による大規模な情報活動の一環として、スパイをリクルートし、情報を盗み出すなどの活動を行っている。
レイ氏はハドソン研究所で行った演説で「わが国の情報、知的財産、経済的活力への最大の長期的脅威は、中国からの防諜活動と経済スパイだ」と述べた。
中国の活動は、政府内で工作員をリクルートする従来のスパイ活動から、米国の最新技術を入手するためのサイバー攻撃、データ窃取まで多岐にわたる。フォーチュン100社から小さな新興企業までさまざまな企業が情報窃取の被害を受けている。
レイ氏の演説は、トランプ政権の取り組みの一環。米中関係がさまざまな面で緊張する中、中国共産党指導部の危険性と脅威に対する政権幹部の見方を訴える取り組みを進めている。
オブライエン大統領補佐官(国家安全保障担当)は先週、中国を支配する思想の問題について演説した。ポンペオ国務長官、バー司法長官も今後数週間内に、中国に関する演説を実施する予定だ。
「悪意のある」転覆、影響工作についてレイ氏は、・・・
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