アラスカに大量の海洋ごみ、ロシアが発生源か

(2020年9月24日)

Photo by: Mark Thiessen /

Alaskans comb the beach along the Bering Sea to clean up debris. The exact origin of the garbage that washed up this summer is unclear, but local leaders said it was unlike anything they had seen before. (Associated Press)



By Ben Wolfgang – The Washington Times – Monday, September 14, 2020

 世界最北の地に大量のごみが捨てられている。捨てているのは状況から見て、米国の因縁の敵国、ロシアだ。

 アラスカ州のベーリング海峡沿いの海岸に打ち寄せるプラスチックなどの大量のごみがこの夏、急に増加したことが、先住民の指導者、連邦機関によって報告されている。そのほとんどにロシア語のラベルが貼られている。缶、びん、袋などのごみで、もともとはきれいなアラスカの海岸が汚れていることに地元当局者らはいらだち、連邦政府に積極的な対応を求めている。

 この問題は、8カ国が参加する北極評議会の重要テーマにもなった。評議会にはロシアも参加している。

 研究者らは、大国が、温暖化の進む北極圏の覇権をめぐって競い合っていることから、今後10年は汚染は悪化するとみている。米国、ロシア、中国などの大国は、北極圏を21世紀の重要な戦略的領域とする見方を強めており、各国は巨額の資金を投じて、海軍の近代化を進め、この凍結した海域で航行可能な船舶の建造に取り組んでいる。

 ロシアと中国は北極圏を、・・・

(残り1102文字)

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