202106


米国会計検査院、バイデン政権による国境の壁建設停止措置を合法と判断

(2021年6月24日)
 米会計検査院(GAO)は15日、バイデン大統領による国境の壁建設停止措置が大統領の権限の範囲内であったとの判断を下し、それは「計画上」の遅れであり、議会の意志を阻むものではないと述べた。
 バイデン氏は昨年、「もう1フィート」の壁すら建設しないと述べたが、GAOの調査官は、大統領就任式の建設停止宣言には、同氏が法律に従うという但し書きが含まれていると述べた。 →続き

バイデン氏、海外の石炭火発への支援停止表明 米国のエネルギー産業は反発

(2021年6月22日)
 米国のエネルギー産業は、海外の石炭火力発電への公的支援を停止するというバイデン米大統領の約束を非難、民主党の「石炭戦争」の表れだと指摘している。
 全米鉱業協会(NMA)のアシュレー・バーク上級副会長は、燃料目標を設定し、石炭の価値を下げることは世界の気候問題の解決にはならないと述べた。 →続き

「気候項目なければ、取引はない!」:革新派が超党派のインフラ合意案を脅かす

(2021年6月21日)
 民主党内の革新派は、気候変動対策での野心的な要求が容れられなければ、上院で討論されている超党派インフラ整備計画を粉砕すると威嚇してきた。
 「緑のニューディール」をまとめたエド・マーキー上院議員(マサチューセッツ州、民主党)は、「我々がやりたいようにやる時が来た」と主張して、次のように述べた、 「共和党が求めている超党派合意なるものを受け入れたせいで、米国民が願っている気候変動アクションをつぶさせてはならない。」 →続き

バージニア州、無能な民主党候補者と怠惰なトランプ支持候補者の勝負?

(2021年6月20日)
 共和党のグレン・ヨンキン氏は、民主党予備選を勝利したテリー・マコーリフ氏をバージニア州知事選挙に迎え、同氏が自らの支持基盤を含む有権者と接触していない過去の遺物だと指摘した。
 これに対し、マコーリフ氏は、予備選当日夜の勝利演説のかなりの時間を、ヨンキン氏が選挙に関する間違った陰謀論を主張するトランプ前大統領の子分であり、バージニア州に住む連邦職員に影響を与えた2013年の政府閉鎖を煽ったテッド・クルーズ上院議員の仲間であると指摘することに費やした。 →続き

ハリス副大統領、不法移民を「全力で守る」

(2021年6月19日)
 カマラ・ハリス副大統領は15日、国外追放から不法移民を守るオバマ政権時の計画が開始されて9年を迎えたことを受けて、バイデン政権は、不法移民を守るために「できる限りのこと」をすると述べた。
 ハリス氏は「市民権を得る道を提供し、安心感を持たせることが非常に重要だ」と述べ、米国内に1100万人いるとみられる不法移民に恒久的な滞在資格を与える法案を承認するよう上院に求めた。 →続き

イルハン・オマル議員の反イスラエル・反米レトリックで、下院民主党幹部会に広がる亀裂

(2021年6月18日)
 アメリカ合衆国議会の下院・民主党イルハン・オマル議員の最近の発言が、米国とイスラエルをハマスやタリバンと同列に置くようなものだとして、ユダヤ系民主党議員らが対決姿勢を強めている。
 多くのユダヤ系民主党議員は今週、オマール議員のレトリックが「根深い偏見」を反映したもので、「テロ組織の犯罪性をあいまいにする」との非難声明を発表した。 →続き

米英首脳、パンデミックと気候変動への対応を誓う

(2021年6月18日)
 初の外遊として英国を訪問したバイデン米大統領は10日、ボリス・ジョンソン首相に気候変動に対して積極的な行動を取ることを約束し、G7サミットに向け、5億回分の新型コロナウイルスワクチンを提供することで、米外交に自らの足跡を残し始めた。
 バイデン氏とジョンソン氏は、80年の歴史を持つ両国間の大西洋憲章の改定に署名し、パンデミックやサイバー攻撃、地球温暖化問題などの脅威へ対処する互いの決意を新たにする必要があるとした。 →続き