社説


第3の党の熱狂

(2023年7月22日)
 世論調査では、有権者は2024年にバイデン大統領とドナルド・トランプ前大統領の再戦を望んでいないことが繰り返し示されている。
 共和党は正式な予備選を経て候補者を決定する。民主党の有権者には同様の選択肢はない。ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏やマリアンヌ・ウィリアムソン氏がバイデン氏の立候補に挑戦しているにもかかわらず、民主党エスタブリッシュメントは討論会や開かれた予備選の手続きを排除し、バイデン氏を候補者として認定することを選択したのだ。 →続き

多くの命を奪う国境危機

(2023年7月13日)
 毎日6500件以上の不法越境があり、バイデン大統領の国境危機に現体制は対応し切れていない。新しいデータによれば、5月に不法に米国とメキシコの国境を越えようとして逮捕された移民は20万4561人であり、ホワイトハウスの「不法な国境越えは激減した」という主張とは完全に矛盾している。
 5月の不法入国者数は、過去22年間で2番目に多い。この現状を否定することは不可能だ。 →続き

コロナ発生源、判断に消極的な情報機関

(2023年7月5日)
 何百万人もの犠牲者を出した新型コロナウイルスの発生源は、米国民が納得するほど解明されていない。しかし、米国の情報機関は、最も可能性の高い原因について詳しく調べようとせず、ただ見ているだけだ。
 決定的な説明がないのだから、もっともらしい説明を探さざるを得ない。新型コロナは実験で作られ、武漢ウイルス研究所(WIV)から流出した可能性がある。中国が責任を取ろうとしない以上、米国は慎重を期して、中国から距離を置くべきだ。 →続き

バイデン政権の「イラン核合意」

(2023年6月28日)
 外交官の仕事は、交渉し、歩み寄ることであり、論争することもある。正式な対面外交が失敗した場合、別の手段で交渉し、歩み寄り、論争する。
 いわゆるイラン核合意を復活させようという取り組みは実を結ばなかったが、バイデン大統領の交渉チームは、非公式かつ間接的にイランとの交渉を続けているようだ。 →続き

バイデン氏の失態、立ち上がるテキサス州

(2023年6月21日)
 米国を襲うメキシコの麻薬カルテルに対し、ついに当局が行動を起こした。しかし、国土の防衛に乗り出したのは、ワシントンの連邦政府ではなく、テキサス州の責任感の強い議員らだ。
 バイデン大統領は国家安全保障の最高責任者のふりをしてきたが、失敗が明らかになり、真の姿を隠すことができなくなった。 →続き

バイデン氏の石油備蓄放出は意図的か

(2023年6月1日)
 バイデン大統領はエネルギー不足のようだが、足らないのは、80歳の自分を動かすためのエネルギーだけではない。バイデン氏は、国の緊急石油備蓄の半分近くを放出した。必要不可欠な燃料であり、補充する義務があるが、今のところ一滴も補充されていない。大量の石油を補充する気はなく、備蓄の減少は、化石燃料との闘いの中でバイデン氏が意図的に起こしたものではないかと思えてくる。
 エネルギー省は今月に入って、「戦略石油備蓄のために最大300万バレルの石油を購入する」と発表した。これは「購入しようとする」と言った方が正確だ。昨年12月に入札を募ったが、購入できなかった。これによって、石油備蓄の活用というバイデン氏の考えに少なからず疑問が投げ掛けられること→続き

FBIが政敵の攻撃-バイデン政権

(2023年5月24日)
 ダーラム特別検察官の報告書で、連邦捜査局(FBI)が未評価で根拠の弱い情報を基に、2016年大統領選のトランプ陣営への捜査を開始し、監視していたことが明らかになった。FBIの上層部はロシアの共謀を確信していたため、捜索令状を得るために、潔白であることを示す証拠には目をつぶり、ヒラリー・クリントン陣営とロシアのスパイ活動の脅威の可能性を信用した。あるFBI職員は、トランプ氏の側近らを盗聴するために、外国情報活動監視裁判所(FISC)に偽造した証拠を提出した。
 この職員は、この捜査が政治的な動機によるものであることを理解していた。 →続き