コメンタリー


新アイフォーンに中国製半導体 米シンクタンクが懸念

(2022年6月12日)
 秋の発売が予想されている米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)14」に、中国軍とつながりのある長江存儲科技(長江メモリー・テクノロジーズ、YMTC)半導体が採用されることが、8日に公表された米シンクタンクの報告から明らかになった。
 報告は、「中国政府はYMTCで、世界のメモリーチップ市場を混乱させ、指導的立場に立とうとしている。2022年5月現在、アップルは、アイフォーン14にYMTCのメモリーチップを搭載すると報じられている」と指摘している。 →続き

バイデン氏、兵器削減の推進を約束

(2022年6月10日)
 バイデン大統領は1日の書簡で、中国による核兵器の「大増強」や、ロシアによる新戦略兵器削減条約(新START)対象外の最先端戦略兵器の配備にもかかわらず、兵器削減はバイデン政権の国家安全保障政策の中心であり続けると述べた。
 バイデン氏は、核兵器に関する拘束力のある取り決めの必要性が、ソ連崩壊後のどの時期にも増して重要になっていると述べた。 →続き

フロリダ州の情報操作疑惑

(2022年6月8日)
 今週、フロリダ州保健省(DOH)の監察官(IG)は、州職員の新型コロナウイルス感染症のデータを操作するように命じられたという申し立ては「事実に基づかず「証拠不十分」で「根拠がない」との判断を下した。
 IGの27ページのリポートは、州保健省の元職員、レベッカ・ジョーンズ氏による主張に焦点を絞っている。ジョーンズ氏は、州の地理情報システム(GIS)アナリストとして2年間働いていたが、ジョーンズ氏の上司らが、彼女が作成を手伝った新型コロナダッシュボードへのデータ入力方法を、州が認めていないにもかかわらず公開したと判断したことを受けて、解雇された。 →続き

米北方軍、本土に対する中露北からの脅威は高まっている

(2022年6月6日)
 米北方軍司令官が議会で最近、中国、ロシア、北朝鮮からの米国への脅威が高まっていると述べた。
 バンハーク司令官(空軍大将)は、ミサイルの脅威、サイバー攻撃、情報戦が組み合わさったことで北方軍は「かつてないダイナミックで戦略的に複雑な脅威に直面している」と述べた。 →続き

生きた囚人から臓器摘出、医学論文で新たな証拠-中国

(2022年6月4日)
 中国で、移植のために生きた死刑囚から臓器が摘出されていることを示す、新たな証拠が研究者らによって明らかにされた。
 学会誌「米移植ジャーナル」に掲載された論文「臓器調達による処刑-中国でデッド・ドナー・ルールに抵触」によると、中国の医師らは医療倫理の根底にある価値観を無視し、生きた囚人から心臓と肺を摘出し、死刑を執行しているという。 →続き

バイデン氏の失言

(2022年6月1日)
 バイデン大統領はまた、やってしまった。熱心な記者の質問に答え、米国の重要な地政学的スタンスをひっくり返してしまった。世界が混乱し、核兵器で問題山積の国々が不安に陥れられている時代には、大規模な政策についての誤った発言は、最悪の軍事的偶発事故を引き起こす危険がある。米国人が、失言癖のある大統領に対して歴史的に受け入れ難い気持ちを抱いてきたことに、改めて合点がいく。→続き