コメンタリー


左派政策に対する反動

(2024年6月23日)
 左派の政策が全米を、そして世界を混乱に陥れている。国民はその過ちに気付き、ついに何か行動を起こそうとしている。欧州の有権者は今月、社会主義政治家を退場させた。世論調査を信じるならば、米国の有権者もそれに追随する準備ができている。
 これがホワイトハウスにパニックを引き起こしている。17日に行われたデモイン・レジスター紙による世論調査では、アイオワ州ではバイデン大統領への支持はわずか32%にとどまり、2020年の45%を下回ることが示された。13ポイントの急落は、長年の民主党党員でさえ国の方向性に不満を抱いていることを示唆している。 →続き

コロナ起源は研究所か動物か 専門家らが情報の公開を要求-米上院

(2024年6月21日)
 新型コロナウイルスが中国・武漢で最初に発生してから4年以上が経過した。パンデミック(世界的大流行)を引き起こしたウイルスの起源は依然、不明だ。18日の上院公聴会でも激しい議論が交わされ、その不透明性にいら立ちが強まっている。共和、民主両党議員らは、中国政府と米政府がパンデミック発生を巡る重要な情報を隠蔽していると非難した。
 4人の科学者が上院国土安全保障・政府問題委員会で、パンデミックの始まりは武漢ウイルス研究所の実験室からの流出か、武漢の市場にいた野生動物からの自然「流出」のどちらかだと証言した。 →続き

北朝鮮が織り成すスパイウエアの網

(2024年6月17日)
 北朝鮮による最近の韓国に対する「汚物風船」攻撃は、金正恩体制による情報侵入へのパラノイア(妄想症)の深さを浮き彫りにした。
 過去数週間、北朝鮮は韓国の活動家らが飛ばした風船への報復として、非武装地帯上空にゴミや糞尿(ふんにょう)を載せた風船を飛ばし続けている。金正恩氏とその側近に対して情報戦を繰り広げているのは、ソウルの政府ではなく民間団体だ。 →続き

中国、宇宙での核兵器使用を検討か

(2024年6月15日)
 空軍のシンクタンクによる最新の報告書によると、中国の軍事研究者らは、米国のスターリンク衛星群などの多数の標的に対して、宇宙空間で核爆発を使用することを検討している。中国航空宇宙研究所の6月3日の報告書は、中国の地球周回軌道上の核攻撃兵器の開発が、米50州すべてを標的とすることができるように進められていることも明らかにしている。
 13ページに及ぶこの米空軍の報告書は、軌道を周回する極超音速ミサイル、衛星を破壊できる「近接」衛星、衛星制御ネットワークへの高度なサイバー攻撃など、中国の宇宙戦争能力に関する新情報を明らかにしている。 →続き

中国指導者、親族利用し資産隠し 習主席は1000億円超

(2024年6月13日)
 米議会調査局(CRC)の報告によると、習近平国家主席ら中国政界の最高幹部は汚職で増やした何億㌦もの資産を、親族を使って偽装することで隠し持っている。「中国共産党(CPC)は政府高官に資産公開を義務付けていない」と指摘。「共産党と政府のメディア統制により、上層部とその親族の資産や汚職に関する、国が承認していない報道、議論は、(中国の)メディアには表れないか、すぐに削除される」と実態解明の難しさを強調した。
 CRSの報告によると、習氏は2012年までに、少なくとも3億7600万㌦を企業に投資、企業価値3億1100万ドル以上のレアアース(希土類)企業の株式を間接的に18%、ハイテク企業の株式を2020万㌦保有している。 →続き

新型コロナは武漢研究所から流出―MITの生物学者

(2024年6月12日)
 米マサチューセッツ工科大学(MIT)の分子生物学者アリーナ・チャン氏は、新型コロナウイルスは中国の武漢ウイルス研究所の実験室から流出した可能性が高いことを示す強力な証拠を提示した。
 ニューヨーク・タイムズ紙(2日付)への寄稿でチャン氏は、このウイルスの起源を巡り熱い議論が戦わされているが、武漢の研究所で操作された致死性の高い改良コウモリウイルスの扱いを中国の科学者が誤ったとの結論で決着するはずだと主張した。 →続き

中国、独自の通信衛星群の配備急ぐ 米スターリンクを警戒

(2024年6月11日)
 中国は、イーロン・マスク氏の米スターリンクを模倣し、遠隔地からインターネットに簡単にアクセスできる小型衛星の開発に取り組んでいる。
 オンラインニュースサイト「ワイヤー・チャイナ」は2日、上海格思航天科技(ジェネサット)が2023年末に、スターリンクの衛星に似たフラットパネル型衛星を公表したと報じた。この衛星はオートバイほどの大きさで、中国の宇宙開発競争の重要な部分を占め、スターリンクのように何千もの小型衛星を打ち上げ、中国版スターリンクを作ることを目指している。 →続き