米国内


カンザス州、ファイザーを提訴 コロナワクチンで副作用を隠蔽か

(2024年6月20日)
 カンザス州司法長官は17日、ファイザー社を提訴、同社は新型コロナウイルスのワクチンが「安全で効果的」であると主張したが、重い副作用を引き起こす可能性があることを把握していた可能性があると訴えている。
 共和党のクリス・コバック司法長官は、自社の新型コロナワクチンが「心筋炎や心膜炎、不妊、死亡」などの問題を引き起こす可能性があることを知りながら、その情報を隠蔽していたと主張、ファイザー社を非難した。 →続き

翻弄される女子スポーツ 高校陸上でトランス選手の優勝相次ぐ

(2024年6月18日)
 トランスジェンダーの生徒が高校生のアスリートに占める割合はごくわずかかもしれないが、今年の陸上競技の女子州選手権では不釣り合いなほど大きな勝利を収めている。
 コネティカット州、ニューハンプシャー州、メーン州、オレゴン州、ワシントン州で開催された春の屋外大会では、女性を自認する生物学的男性5人が州の学校女子スポーツで勝利した。 →続き

「性別は2つだけ」Tシャツ、学内で禁止 着用求め提訴も棄却

(2024年6月16日)
 連邦控訴裁判所は、学校で「THERE ARE ONLY TWO GENDERS(性別は2つだけ)」とプリントしたTシャツを着ることを禁じられた中学2年生の訴えを棄却した。控訴するとみられている。
 第1巡回裁判所(高裁)の陪審員は、3対0でミドルボロー公立学区の主張を支持する裁定を下し、「ミドルボローでの服装規定の適用に関して、同校の主張と違う判断を下す理由はない」と主張、特に「ヘイトスピーチ(憎悪表現)」の服装の禁止規定を重視したことを明らかにした。 →続き

AIに意図的に人間を欺く能力―研究

(2024年6月14日)
 大規模言語モデル(LLM)と呼ばれる人工知能(AI)システムが人間の利用者を意図的に欺く能力を持つ可能性について気になる研究結果が発表された。
 学術誌PNAS(米国科学アカデミー紀要)とパターン誌に掲載された二つの研究が、LLMのこの能力を取り上げた。今後波紋を呼ぶ可能性がある。 →続き

FBI専門家、AI悪用で捜査難しく 誰もが標的になりうる

(2024年6月8日)
 連邦捜査局(FBI)の技術スペシャリストによると、人工知能(AI)の最も恐ろしいところは、どこでも、誰でもアクセスできるが、自分が標的にされていても分からないことだという。
 FBIの次世代テクノロジー・合法的アクセス部門を率いるキャスリーン・ノイズ氏は4日、脅威を最も危険なものと最も可能性の高いものに分類していると語った。ノイズ氏は、AIを最も可能性の高い脅威に分類している。 →続き

ハーバード大、雇用時の「多様性宣言」を廃止

(2024年6月4日)
 ハーバード大学人文科学部(FAS)は、採用時の多様性宣言を廃止すると発表した。宣言は、テニュアトラック(終身在職)志願者に提出を義務付けていたが、イデオロギーを基に忠誠を誓わせるものとして批判されていた。
 学生新聞ハーバード・クリムゾンによると、学部教授問題・企画局のニーナ・ジプサー局長は3日、電子メールで、「多くの教員」がこの声明は「非常に偏狭」だと感じているとの指摘を受けて廃止の決定が下されたことを明らかにした。 →続き

全米で先住民のチーム名・ロゴ復活の動き

(2024年5月29日)
 ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のワシントン・コマンダースのヘッドコーチ、ダン・クイン氏が、2枚の羽根のイラストが描かれたTシャツを着て練習を行ったことが、ソーシャルメディアで憶測を呼んだ。旧チーム名「レッドスキンズ」復活をほのめかしているのではないかということだ。
 チームは2020年、近年の多くの大学や高校と同様、活動家やパートナー企業からの圧力を受けて、チーム名のレッドスキンズとアメリカ先住民に関連するあらゆる図像を廃止した。 →続き