政治


民主党は、共和党への「MAGA」のレッテル貼りが勝利のカギと考える

(2023年5月20日)
 民主党は、政治の場で「MAGA(米国を再び偉大に)」に汚名を着せようと努力している。これを議会での議論に持ち込み、自分たちの邪魔となる共和党議員にレッテルを貼るのだ。
 エイサ・ハッチンソン氏に聞いてみるとよい。ハッチンソン氏は、最近の共和党における全国レベルの主要人物としては、MAGAから程遠い存在だ。同氏の政治的ルーツはロナルド・レーガン元大統領までさかのぼり、MAGA運動の父であるドナルド・トランプ前大統領を長年にわたって激しく批判している。 →続き

バイデン氏再出馬、失われる自由

(2023年5月10日)
 バイデン大統領は、最高司令官としてさらに4年の任期を全うすることを目指している。バイデン氏には2期目を目指す理由があるが、国民には彼を辞めさせたい理由がある。両者の立場を比較検討すると、バイデン2.0が実現すれば、自由が失われるのは明らかだ。
 バイデン氏は4月25日、動画で2期目に向けた選挙戦の開始を表明、2021年1月6日の連邦議会議事堂襲撃の否定的な部分を強調しながら、「私たちが直面している問題は、今後数年間、もっと自由になるか、そうでないかということだ」と述べた。バイデン氏はこの事件直後に政権を引き継ぎ、国内の分断を招いた。 →続き

訴訟問題はホワイトハウスを目指すトランプ氏の機会を損なう

(2023年5月6日)
 ドナルド・トランプ前大統領の法的な災難は、まるで意図されたものであるかのように、大統領選の選挙活動を停滞させる恐れがある。
 トランプ氏は政治的かつ現実的な課題に直面しており、バイデン大統領や民主党議員たちは、トランプ氏が一連の訴訟問題に巻き込まれることで、最終的に大統領選への打撃になるという期待を高めている。 →続き

バイデン氏は、選挙活動ではなく「地下室」に戻ることで再選を望んでいる

(2023年4月23日)
 バイデン大統領は、再選戦略を検討する中で、「控えめの方が効果大」というアプローチにこだわる気配を見せている。
 バイデン氏は、「地下室戦略」と呼ばれるように、2020年の大統領選では目立たないようにした。パンデミックによる都市閉鎖の期間中にデラウェア州の自宅にこもることで、トランプ前大統領が政治的な酸素を吸い尽くし、最終的に自ら破滅を招くようにした。 →続き

中国系米銀がハンター氏に送金、取引記録を共和議員に提出

(2023年4月16日)
 中国系米銀が、バイデン大統領の息子、ハンター、ジェームズ両氏に中国企業から数百万ドルが送金されていたことを示す取引記録を上院共和党議員に提出していたことが明らかになった。対中強硬姿勢を強めるバイデン氏への警告とみられている。
 中国に支店を持つキャセイ銀行(本店・ロサンゼルス)は、共和党のジョンソン、グラスリー両議員が提出を要請していた取引記録を自発的に提出。他銀行は要請を拒否している。 →続き

マッカーシー氏、共和党造反組の支持を獲得

(2023年4月16日)
 第118議会の開会時にケビン・マッカーシー下院議長の就任を遅らせた共和党造反組のリーダーたちは、それからわずか3カ月後に同氏支持で結束している。
 こうした保守強硬派議員らは、ワシントン・タイムズ紙に対し、マッカーシー氏のリーダーシップに満足していると語った。彼らはカリフォルニア州選出のマッカーシー氏が彼らとの約束を守ったことで尊敬を得るようになったと述べた。同氏は1月に下院で行われた15回にも及ぶ困難な投票を経て議長となった際、支持をためらう議員からの後押しを得るため約束を交わしていた。 →続き

バイデン大統領、再選へインフルエンサー動員

(2023年4月12日)
 バイデン米大統領は再選に向けて、「TikTok(ティックトック)」などSNS上で影響力を持つインフルエンサーを通じて、若者を中心とする有権者にアプローチしようとしているようだ。
 ニュースサイト「アクシオス」は、バイデン政権の「デジタル戦略」について、「何百人ものインフルエンサーに自身の実績をアピールさせようとしている。もうすぐホワイトハウスに専用の会見室ができるかもしれない」と揶揄(やゆ)した。 →続き