人気ドラマ「ザ・チョーズン」、シーズン3撮影開始へ

(2021年12月25日)

2020年8月13日のファイル写真では、オレゴン州ポートランドでNetflix、Hulu、Disney Plus、Sling TVのロゴがリモコンに描かれています。(AP Photo/Jenny Kane)

By Mark A. Kellner – The Washington Times – Wednesday, December 22, 2021

 イエス・キリストの生涯を描いた人気ネット配信ドラマシリーズ「ザ・チョーズン」が、シーズン3製作のための資金集めを完了した。シリーズの立案者で製作総責任者のダラス・ジェンキンス氏が22日、ファンへのメールで明らかにした。

「シーズン3の資金集めが昨日完結した。感無量だ」

 「スタジオの出す高額の小切手に未来を委ねたりはしない。この無料のドラマのために資金提供してくれる皆に委ねたい」

 シリーズは、グーグル・アンドロイドとアップルのiOS機器で視聴可能で、BYUtv、ユーチューブでも見られる。

 製作費をスタジオに依存する他のテレビドラマと違い、製作会社のリーブズ・アンド・フィッシーズ・プロダクションと、ユタ州を拠点とするパートナーのエンジェル・スタジオは、視聴者の「ペイ・イット・フォワード(恩送り)」による資金提供、関連グッズやDVD、ブルーレイディスクの販売を製作資金にしている。

 ジェンキンス氏は、「何度も言っているように、私たちは慈善団体ではない。『寄付』を求めているわけではない。利益を得るためにしているわけでもないが、存続するには利益が必要だ」と表明した。

 また、「今後もエピソード、シーズンを作り続け、一方で、購入できない人のために無料で提供できるよう」視聴者が支援してくれているとジェンキンス氏は強調している。

 ザ・チョーズンは6月時点で、2億回を超える再生回数を記録、今後の製作費として視聴者から2200万ドルを調達していた。

 その後も再生回数、調達資金は増加し、クリスマス特別版「ザ・チョーズン-ザ・メッセンジャーズ」は全米の1500の映画館で10日間にわたって上映されるという記録を立てた。

 9月のクリスマス特別版撮影中、ジェンキンス氏は、シーズン3の脚本、ストーリーについて自信を示した。

 ジェンキンス氏はユタ州ゴシェンの撮影現場でのインタビューで、「シーズン3をもうすぐ書き上げる。2022年初めには上映を開始したい」と述べていた。

 「まだ話すことはできないが、準備は進んでいる。ファンが喜んでくれるようなストーリーになる。脚本も素晴らしい」

 ユタ州以外では、テキサス州ミッドロージアンにある広さ1000エーカー(4平方キロ)の救世軍ホブリツェル・キャンプ・アンド・コンファレンス・センターでも撮影が行われている。

 製作会社はここに、1世紀の村のセット、サウンドステージを建設、シーズン3後に製作するとされている残る5シーズンはここで撮影されるとみられている。

 ここは、キリスト教福音派教会や慈善団体が、都市部の若者の動画製作の訓練にも使用されている。

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