都市封鎖は正しかったのか-新型コロナ

(2023年4月5日)

COVID-19のロックダウンの効果に関するイラスト by Alexander Hunter/The Washington Times

By Editorial Board – The Washington Times – Thursday, March 30, 2023

 多くの人々が新型コロナウイルスの経験を記憶の彼方に追いやろうとしているのも無理はない。何が正しくて何が間違っていたのかを明らかにしようとすると、今や神話に近い人物となっている多くの人々が恥をかくことになるだろう。

 それでも、けじめは必要だ。私たちの安全を守り、新型コロナの蔓延(まんえん)を防ぐ責任を負っている人々は、多くの間違いを犯し、私たちの期待する成果を出せなかった。調査が必要であり、それは、単に成果を誇示するためではなく、新型コロナのようなものが再び、出現したときに備えておくべきだと考えるからだ。

 変えるべきところが数多くある。不安な状況でも冷静でいるべきであり、体調が悪いなら病院に行くことを奨励すべきだ。新型コロナの感染拡大の間、メディア、公衆衛生当局、医師、政治家はそのどちらも行わず、それでウイルスを封じ込め、蔓延を防ぐことができると考えていた。

 実際はそうではなかった。「繁栄のための委員会」の新しい報告書によれば、その結果、新型コロナ以外の原因で死亡する人が予想以上に増えた。シカゴ大学の経済学者ケイシー・マリガン氏とリサーチ・アフィリエイトの創設者で会長のロブ・アーノット氏は、研究「新型コロナウイルス以外の原因による死者数の測定」で、50歳未満の米国民の死者数の増加のうち、新型コロナ以外の原因によるものが多かった理由を説明しようとしている。

 2020年と2021年に疾病対策センター(CDC)がまとめた死亡診断書データを、2022年の予備データも含めて徹底的に調べた結果、驚くべき結論が導き出された。マリガン、アーノット両氏は、指定した期間に通常の傾向線を超えて発生した超過死亡を測定し、少なくとも25万人の米国民が新型コロナとは無関係の原因で予期せぬ死を遂げていることを発見した。

 この発見は非常に重要だ。都市封鎖による社会的孤立が心身の健康に与えた影響もさることながら、考慮すべきは経済的な問題だ。両氏によると、新型コロナとは無関係の超過死亡によって、約2兆5000億ドルに相当する生産量と生産性が失われた。

 不吉なことに、マリガン、アーノット両氏は、こうした損失は将来も増加する可能性があると予測している。なぜなら、子供を家に閉じ込めておいた方がいいという証拠がないにもかかわらず、教員組合の要請で政治家が学校を閉鎖したために、子供が登校する日数が減少したからだ。

 マリガン-アーノットの調査結果は、将来の感染拡大に対処するための戦略としての封鎖措置の有効性を疑問視させるものだ。この調査結果は、当時、多くの人々が示唆したように、新型コロナによって死亡する可能性が最も高いと考えられる人々を保護し、感染しても生き残る可能性が高い人々の暴露によって自然免疫が構築されるようにすることが、より安全で費用対効果の高い方法であったことを示唆している。

 新型コロナが危険でないとは言い切れない。特に初期の段階ではそうだった。よく言われるように、「ただ立っているのではなく、何か行動を起こせ」ということだ。

 マリガン-アーノットの研究が教えてくれるのは、「何か」をするだけでは十分でないばかりか、間違っている可能性すらあるということだ。次はもっと適切に対処しなければならない。新型コロナへの対応で何が間違っていたのかを解明しないままでは、適切な対処はできない。

「自由のための母親たち」の共同創設者であるティナ・デスコビッチ氏が、2024年8月30日(金)、ワシントンで開催された同団体の年次大会で、共和党大統領候補のドナルド・トランプ前大統領を前に演説を行った。(AP通信/マーク・シーフェルベイン撮影)

保守系の保護者団体、学区の動向監視へAIを導入

(2026年10月19日)
米上院議員選挙の民主党候補アブドゥル・エル=サイード氏が、2026年8月7日(金)、デトロイトのルネッサンス高校で行われたミシガン州民主党の総選挙開始集会で演説を行った。(AP通信/ポール・サンシア撮影)

民主上院候補エルサイード氏 アラブ、黒人、ユダヤの支持固めに苦慮

(2026年10月13日)
2024年1月2日、マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大学キャンパスで、ジョン・ハーバード像(左)の近くで写真を撮る人々。(AP通信/スティーブン・センネ撮影)

ハーバード大、保守派教員の採用推進に反発

(2026年10月12日)
2026年8月19日(水)、ワシントンD.C.のワシントン記念塔から見たペンタゴン。(AP通信/アレックス・ブランドン撮影)

バイデン前政権の性自認政策に「懸念」 陸軍特殊作戦部隊の内部文書を入手

(2026年10月09日)
J・D・バンス副大統領が、2026年9月18日(金)、アイオワ州カウンシルブラフスのミッドアメリカセンターで開催された共和党全国委員会の中間選挙集会で演説するために到着した。(アンナ・マネーメーカー/AP通信提供プール写真)

キルスイッチ、監視、開発停止 議会でAI規制案続々 合意に至らず

(2026年10月07日)
ドラキュラの衣装を着た男性が、パートナーとルーマニアのブカレストで開催されたハロウィーン・フェスティバル「ウエストサイド・ハロ・フェスト」で自撮り写真を撮っている(2023年10月28日土曜日)。先週末、ブカレストの天使の島半島には数万人が集まり、共産主義体制崩壊以来、東欧諸国で最大規模のハロウィーン・フェスティバルとなった。(AP通信/ヴァディム・ギルダ撮影)

ハロウィーン衣装、今年の人気は中世の騎士、ドリー・パートン、「ゼルダの伝説」

(2026年10月04日)
2026年8月22日(土)、ニューヨークのバークレイズ・センター前で、インディアナ・フィーバー対ニューヨーク・リバティのWNBAバスケットボールの試合前に、トランスジェンダーの女子スポーツ選手に反対するデモ隊が集まった。(AP通信/アンジェリーナ・カツァニス撮影)

トランス女性が女子スポーツで金メダル大量獲得 議会でも公平性巡り議論

(2026年09月28日)
州選出のマーシー・カプトゥール下院議員(民主党)が、2022年12月9日、オハイオ州トレドでインタビューを受けている。(AP通信/カルロス・オソリオ撮影)

民主党議員が反トランスジェンダーに転換 LGBTQ団体が反発

(2026年09月25日)
2026年8月28日(金)、ワシントンD.C.のワシントン記念塔から見た米国議会議事堂。(AP通信/J・スコット・アップルホワイト撮影)

キルスイッチ、監視、開発停止 議会でAI規制案続々 合意に至らず

(2026年09月21日)
プリンストン大学のカトリック司祭であり、同大学のカトリック系キャンパス宗教団体であるアクィナス研究所の所長を務めるザカリー・スワンテック神父が、2025年5月15日(木)、ニュージャージー州プリンストンにある同大学の礼拝堂の側祭壇で行われたミサで聖体拝領の際に聖体を掲げている。(AP通信/ルイス・アンドレス・ヘナオ撮影)

大学でカトリックが復興か 改宗者が急増 一部の専門家は懐疑的

(2026年09月20日)
→その他のニュース