大学では保守派を無視した卒業式が行われる

(2023年5月14日)

2018年5月17日、ニュージャージー州イーストラザフォードで行われたコミュニティカレッジの卒業式の開始前に並ぶ新卒業生たち。(AP Photo/Seth Wenig, File)

By Sean Salai – The Washington Times – Thursday, May 4, 2023

 大学キャンパスで保守的な講演者はすでに少ないが、今春の大学卒業式では、左派の教育者、芸能人、政治家などが多い一方、右派は皆無に等しいため、さらに異例なことになるかもしれない。

 尊敬されている学者であれ、最高裁判事であれ、あるいは元大統領であれ、ほとんどの米国の大学からのメッセージは明確だ。「保守派はお断りです」

 連邦最高裁のクラレンス・トーマス判事は2008年にジョージア大学で、ジョージ・W・ブッシュ元大統領は2015年に南メソジスト大学で講演した。それ以降の数年間は、保守系やキリスト教系の小規模な私立大学に追いやられている。

 ウィリアム・ベネット元教育長官は、かつてボストン大学のリベラルアーツ副学部長を務め、政治哲学の博士号を持つ。1985年から1988年まで当時のレーガン大統領に仕えるまでに、卒業式で33の名誉学位を受け取ったという。

 それ以来、ベネット氏は保守系の小さな大学2校でしか講演していない。他の2校、パシフィック大学とワイオミング大学は、教授陣の反発を受け、講演を阻止されたという。

 「レーガンという刻印が押された途端、入学式でのスピーチや名誉学位授与の招待が途絶えた」とベネット氏はワシントン・タイムズ紙に語った。「これはリベラル派の偏見だ。そして今、バイデン大統領はすべての保守派をMAGA(米国を再び偉大に)の過激派と結び付けている」

 全米のアイビーリーグ8大学(ハーバード、プリンストン、イェール、コロンビア、ペンシルベニア、コーネル、ブラウン、ダートマス)は、いずれも今後数週間のうちに卒業生を前に講演を行うために保守派の講演者を招待していない。

 幾つかの大学は、民主党員や同党寄りの講演者を招いている。

 「われわれの大学はたいていのことはうまくやっている。ただ一つ行っていないことは、学生が異なる視点に実際に触れることだ」。ペンシルベニア大学の教育史の教授であるジョナサン・ジマーマン氏はこう述べる。「もし彼らがその責務を真摯(しんし)に考えるなら、キャンパス内で支配的な意見に共鳴するのではなく、それに挑戦する講演者を卒業式に招待するはずだ」

 ディズニー映画「アナと雪の女王」のスターであり、ドナルド・トランプ前大統領を声高に批判するイディナ・メンゼル氏が15日、ペンシルベニア大学の講演者として登場する予定だ。

 長年民主党を支持し、バラク・オバマ元大統領の大統領選のために運動を行ったことがあるオスカー俳優のトム・ハンクス氏は、25日にハーバード大学で講演する。

 イェール大学には、2009年のオバマ氏の最初の大統領就任式で詩を朗読した同夫妻の友人である1984年の卒業生、エリザベス・アレクサンダー氏が登場する。

 プリンストン大学では、アラバマ州選出の民主党下院議員で1986年の卒業生であるテリー・スウェル氏が講演する。

 バイデン政権の中には昨年、卒業式で演説した閣僚もいたが、トランプ前政権では任期中にアイビーリーグの招待を受けた閣僚はおらず、大規模な大学の式典から排除されることになった。

州選出の上院少数党院内総務チャック・シューマー議員(民主党)が、2026年7月21日火曜日、ワシントンD.C.の連邦議会議事堂で行われた定例政策昼食会後、記者団に語った。(AP通信/アリソン・ロバート撮影)

シューマー氏、上院多数派院内総務の奪還へ左派の取り込みが不可欠

(2026年08月13日)
引退したバスケットボール選手のロイス・ホワイト氏

元NBA選手がトランス公表 女子リーグ参戦か

(2026年08月12日)
2026年2月26日木曜日、ニューヨーク州チャパクアにて、有罪判決を受けた性犯罪者ジェフリー・エプスタインに関する議会調査の一環として米下院議員の前で証言した後、ヒラリー・クリントン元国務長官がチャパクア舞台芸術センターの外を歩いている。(AP通信/岩村由紀撮影)

ヒラリー氏、急進左派に主流派との和解呼び掛け

(2026年08月11日)
路上で携帯電話を手にしている若者のグループ。(写真提供:carballo、Shutterstock経由)

子供のオンライン安全法案が前進 IT大手に保護義務

(2026年08月09日)
教会と尖塔(AP通信)

「聖ゴーストライター」AI活用広がる教会 説教作成に利用も

(2026年08月04日)
2020年1月8日、サンフランシスコにあるジェームズ・R・ブラウニング連邦裁判所ビル(第9巡回区連邦控訴裁判所の庁舎)が写っている。(AP通信/ジェフ・チウ撮影)

性は2つだけはトランスジェンダーへの「敵意ある表現」 職員解雇を控訴裁が支持

(2026年08月03日)
2024年3月26日、ニューヨークで、歩行者がナスダックビルの前を通り過ぎる中、スクリーンにはトランプ・メディア&テクノロジー・グループの株価が表示されている。ソーシャルネットワーキングサイト「トゥルース・ソーシャル」を所有するトランプ・メディア&テクノロジー・グループは、5月3日金曜日、連邦規制当局から「大規模な詐欺」で告発された監査役のBF・ボーガーズ氏を解雇した。(AP通信/フランク・フランクリン2世撮影)

トランプ・メディア、大統領のSNS投稿閲覧に有料サービス 月額1600万円

(2026年08月02日)
暗い部屋のベッドでスマートフォンを使っている若い男性。ファイル写真提供:Gap_Abstracture(Shutterstock経由)

Z世代で「ベッドにこもる生活」拡大 専門家が孤独のリスク指摘

(2026年08月01日)
2025年11月3日(月)、ワシントンD.C.の連邦議会議事堂で行われた政府機関閉鎖34日目の記者会見で、下院議長のマイク・ジョンソン氏(共和党、ルイジアナ州選出)が演説し、下院多数党院内総務のスティーブ・スカリス氏(共和党、ルイジアナ州選出)が左から見守っている。(AP通信/マリアム・ズハイブ撮影)

共和党、中間選挙は「共産主義との戦い」 民主党内で社会主義が台頭

(2026年07月31日)
国立アレルギー感染症研究所の元所長、アンソニー・ファウチ博士が、2024年6月3日、ワシントンD.C.の連邦議会議事堂で行われた下院特別小委員会の新型コロナウイルス感染症に関する公聴会で証言した。(AP通信/マリアム・ズハイブ撮影)

「ファウチ氏の日記」研究所流出説認識か

(2026年07月30日)
→その他のニュース