ビル・ガーツ


習主席、バイデン氏に四つ「レッドライン」を通告

(2024年11月22日)
 中国の習近平国家主席は間もなく退任するバイデン米大統領に、台湾と共産主義体制に関する四つの「レッドライン」を越えないよう警告、これに対しバイデン氏は対話の継続を求めた。
 中国国営新華社通信によると、週末にペルーのリマで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)に出席した習氏は、バイデン氏と会談し、四つの要求について「抵抗したり、越えたりしてはならない」と述べた。 →続き

中国国営メディア、米民主主義を批判 マルクス主義推進の一環か

(2024年11月11日)
 中国の国営メディアが5日に発表した一連の論評によると、米国の民主主義は経済、政治、社会問題の増大に直面して失敗しているとしている。
 この論評は、米大統領選に合わせて掲載され、公式の宣伝機関である中国国営新華社通信は、米国の選挙の八つの問題を取り上げた記事を掲載した。それによるとこれらの問題が「米民主主義の真実」を明らかにしていると主張、インフレの高騰、医療の不備、暴力的犯罪の増加、劣悪な教育システム、中絶権の制限、フラッキング(水圧破砕法)、高騰する住宅費、移民問題などを挙げている。 →続き

中国、最新鋭ステルス戦闘機公開へ 盗み出した米技術を利用

(2024年11月10日)
 中国空軍は、最新のステルス戦闘機「殲35(J35)」をまもなく公表する。米当局者によると、米国から盗み出した技術を使って開発された戦闘機だ。
 中国軍当局が5日に明らかにしたところによると、殲35は機密指定を解除され、11月12日から開催される珠海航空ショーで初公開される。殲35は10年以上にわたって開発が続けられてきた。 →続き

トランプ陣営が次期政権の人選開始 国防長官候補にポンペオ氏の名も

(2024年11月9日)
 5日に行われた大統領選でドナルド・トランプ前大統領が勝利したことで、国家安全保障の重要な上級職を含め、彼の家族や主要支持者が率いる政権移行チームを通じて、次期政権の幹部の人選が動き出した。
 審査に当たるのは、J.D.バンス次期副大統領とトランプ氏の息子、ドナルド・トランプ・ジュニア、エリック・トランプ両氏だ。 →続き

中国、新型陸上攻撃ミサイル潜水艦を配備へ

(2024年11月5日)
 中国海軍は、巡航ミサイル原子力潜水艦(SSGN)3隻を新たに建造した。米国防当局者はこれについて、中国の攻撃型潜水艦計画が大きく前進したと指摘した。攻撃型原潜に詳しい国防当局者によると、新型攻撃型原潜「商3級」は現在、海上試験と認証を受けている。
 商3級の実戦配備は、今後1、2年以内とみられている。 →続き

中国、認知戦に音響兵器 超低周波で敵の思考に影響も-米報告書

(2024年10月20日)
 最新の報告によると、中国軍は、新たな認知戦を行うために、音響兵器を含むハイテク兵器の開発を進めている。これは、音響によって敵の思考や意思決定を変えることを狙ったものだ。
 元情報・軍事専門家からなるシンクタンク「中国共産党生物脅威イニシアチブ」の報告書によると、人民解放軍(PLA)は、目に見える傷害を残すことなく、人間の神経機能を混乱させることによって敵軍を無力化できる音響兵器などの非致死性兵器を製造している。 →続き

宗教の「中国化」推進 イエス像を習主席に差し替え命令

(2024年10月15日)
 中国の宗教弾圧に関する米政府の報告書によると、中国政府は国内のカトリックとプロテスタントの教会を取り締まり、イエスの絵の撤去と習近平国家主席の写真への差し替えを命じている。
 9月に公表された報告書「宗教のシニサイゼーション(中国化):中国の強制的宗教政策」によると、中国共産党は公式には無神論だが、宗教を強制的に「中国化」する活動を開始し、国内のあらゆる精神的活動を標的にしている。オックスフォード・ランゲージズによれば、「シニサイゼーション」とは、文字や形を中国風にすることだという。 →続き