ビル・ガーツ


アジアの米空軍基地は中国のミサイル攻撃に極めて脆弱-調査

(2024年12月16日)
 12日に公表された軍事報告書によれば、将来、地域紛争が発生し、インド太平洋地域の空軍基地の滑走路を中国がミサイルで攻撃すれば、米軍の軍事力は著しく制限されることになる。
 米シンクタンク、スティムソン・センターの報告書によれば、最近まで日本など域内の主要な米空軍基地は敵の攻撃を受けることはないとされ、30年以上にわたって空爆による迅速な戦力投射を提供してきた。 →続き

中国ロケット軍、極超音速技術でミサイル戦力増強

(2024年12月15日)
 国防当局者によると、中国人民解放軍ロケット軍は、新型で殺傷力の高いシステムを導入する一方で、極超音速ミサイルの配備と開発に注力し、ミサイル戦力を積極的に強化している。
 当局者は中国軍に関する最新のブリーフィングでワシントン・タイムズに、通常、核両ミサイルを管理するロケット軍は、今年も「積極的な近代化と生産計画」を継続していると語った。 →続き

習主席、バイデン氏に四つ「レッドライン」を通告

(2024年11月22日)
 中国の習近平国家主席は間もなく退任するバイデン米大統領に、台湾と共産主義体制に関する四つの「レッドライン」を越えないよう警告、これに対しバイデン氏は対話の継続を求めた。
 中国国営新華社通信によると、週末にペルーのリマで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)に出席した習氏は、バイデン氏と会談し、四つの要求について「抵抗したり、越えたりしてはならない」と述べた。 →続き

中国国営メディア、米民主主義を批判 マルクス主義推進の一環か

(2024年11月11日)
 中国の国営メディアが5日に発表した一連の論評によると、米国の民主主義は経済、政治、社会問題の増大に直面して失敗しているとしている。
 この論評は、米大統領選に合わせて掲載され、公式の宣伝機関である中国国営新華社通信は、米国の選挙の八つの問題を取り上げた記事を掲載した。それによるとこれらの問題が「米民主主義の真実」を明らかにしていると主張、インフレの高騰、医療の不備、暴力的犯罪の増加、劣悪な教育システム、中絶権の制限、フラッキング(水圧破砕法)、高騰する住宅費、移民問題などを挙げている。 →続き

中国、最新鋭ステルス戦闘機公開へ 盗み出した米技術を利用

(2024年11月10日)
 中国空軍は、最新のステルス戦闘機「殲35(J35)」をまもなく公表する。米当局者によると、米国から盗み出した技術を使って開発された戦闘機だ。
 中国軍当局が5日に明らかにしたところによると、殲35は機密指定を解除され、11月12日から開催される珠海航空ショーで初公開される。殲35は10年以上にわたって開発が続けられてきた。 →続き

トランプ陣営が次期政権の人選開始 国防長官候補にポンペオ氏の名も

(2024年11月9日)
 5日に行われた大統領選でドナルド・トランプ前大統領が勝利したことで、国家安全保障の重要な上級職を含め、彼の家族や主要支持者が率いる政権移行チームを通じて、次期政権の幹部の人選が動き出した。
 審査に当たるのは、J.D.バンス次期副大統領とトランプ氏の息子、ドナルド・トランプ・ジュニア、エリック・トランプ両氏だ。 →続き

中国、新型陸上攻撃ミサイル潜水艦を配備へ

(2024年11月5日)
 中国海軍は、巡航ミサイル原子力潜水艦(SSGN)3隻を新たに建造した。米国防当局者はこれについて、中国の攻撃型潜水艦計画が大きく前進したと指摘した。攻撃型原潜に詳しい国防当局者によると、新型攻撃型原潜「商3級」は現在、海上試験と認証を受けている。
 商3級の実戦配備は、今後1、2年以内とみられている。 →続き