米国内


ウイルス研究への資金提供制限を

(2023年6月16日)
 新型コロナウイルスの大流行が沈静化する中、世界の保健当局は将来の感染症対策に向けた包括的な合意の作成を進めている。これは、世界的な健康不安を解消するためのものだというのなら、そうなのだろう。
 しかし、同時に、従来の健康管理に関する米国の権限を、国際的な機関に譲り渡す可能性のある条項は拒否すべきだ。バイデン大統領は、次のパンデミック(世界的大流行)を知らないうちに資金面で支援していたということのないよう、慎重に行動すべきだ。 →続き

「性別は二つだけ」が増加、65%が支持

(2023年6月15日)
 最新の全米世論調査で、性別は男性と女性の二つだけという回答が増加傾向にあることが明らかになった。
 非営利団体「公立宗教研究所(PRRI)」が実施した調査によると、回答した人のうち、65%が男女二元制を支持、昨年の62%、2021年の59%から増加した。34%が「幾つもの性自認はあり得る」と答え、昨年の35%、21年の40%から減少した。 →続き

リベラル州の高校女子競技でトランスジェンダーを自認する男子選手が席巻

(2023年6月10日)
 20以上の保守的な州では男性として生まれた生徒が女子スポーツに参加することを禁止しているが、リベラル州では話は別で、トランスジェンダー選手が競技に参加するだけでなく、席巻している。カリフォルニア、ニューハンプシャー、ペンシルベニア、バーモント、ワシントン各州の高校スポーツ界では今年、バスケットボール、スキー、陸上などの競技で、男性から女性へのトランスジェンダーの選手が優勝したり、出場選手登録を獲得したりして話題を集めた。
 カリフォルニア州デービス高校の2年生でトランスジェンダーのジューン・ワターソン選手は、3月に行われたカリフォルニア・ネバダ州スキー・スノーボード連盟の州選手権のスラロームレースで1位と3位を獲得した。この大→続き

軍に敬意払わない若者 海兵隊員に暴行

(2023年6月8日)
 メモリアルデー(戦没者追悼の日)の週末、南カリフォルニアのビーチで、30人から40人の若者が、非番の海兵隊員3人に暴行を加え、その様子が動画に収められた。3人がサンクレメンテのピアボウル付近で花火をするのをやめるよう若者たちに求めたことで事件は起きた。
 海兵隊の一人、ハンター・アントニーノさんは、ロサンゼルスのテレビ局KCALに「彼らは花火を打ち上げていて、乱暴で、不愉快で、他の人々に迷惑をかけていたので、近づいて、やめるように言った。私たちは海兵隊員だ、出ていってくれと言ったが、応じてくれず、花火を続けていた」と述べた。 →続き

FBIの内部告発者が直面する厚いハンディキャップ

(2023年6月6日)
 米国の連邦捜査局(FBI)の問題を内部告発した人物が、そのしっぺ返しを受けた場合、頼れる味方も得られず、面倒な行政手続きを余儀なくされて、しかも自らに有利な結果を得るのは稀だ、内部告発の事情に詳しい有力弁護士はそう指摘した。
 内部告発の事案をフォローしてきた司法省のデータは、そのことを裏付けている。「FBIが(告発者に)適用する手順は、同機関でおとなしく務める人々に適用しているものとほとんど同じだ」、内部告発を扱ってきたダン・マイヤー弁護士は、ワシントン・タイムズ紙とのインタビューでそう語った。 →続き

チャットGPT、自信満々の答えは不正解

(2023年6月5日)
 対話型AI「チャットGPT」は現代のコンピューター工学の驚異であり、衝撃的なほど優れた英語の使用者かもしれない。ただ、それが正確かは別である。
 この人工知能言語ツールは、歴史、財政、ポップカルチャーなど、さまざまなテーマで事実を間違えて記憶しているようだ。 →続き

資金難の機関が 「オール・ジェンダー」トイレの設置を命令

(2023年6月4日)
 すでに10億ドル規模の整備不良にあえいでいる米国の野生生物保護区では、まだ個室トイレがないすべての施設に従業員用の「すべてのジェンダー用」トイレを設置するよう命じられたところだ。一方、1人用のトイレは、直ちに「すべてのジェンダー用」としなければならない。
 米国魚類野生生物局は、今回の変更は、「ジェンダー・ノンバイナリーな従業員」に対応するというバイデン大統領の目標を前進させるためのものだと述べた。「ジェンダー・ノンバイナリー」とは、ここ数十年、米国内のLGBTQコミュニティーで広まった用語で、出産時に指定された性別を自認しない生物学的男性または生物学的女性を広義に指している。 →続き