米国内


生物学的男性の女子スポーツ禁止-州議会が知事の拒否権覆す

(2023年8月18日)
 ノースカロライナ州議会の共和党議員らは、ロイ・クーパー州知事(民主)の拒否権を覆し、男性として生まれた選手の女子スポーツ出場と未成年者の性別適合治療の禁止を決定した。
 共和党議員らは、トランスジェンダー問題や親の権利に関する法案を含む、6本の法案への知事の拒否権を覆した。 →続き

リベラルな米女子サッカー代表の早期敗退に嘲笑の声

(2023年8月14日)
 女子サッカーワールドカップ(W杯)の前回大会優勝国である米代表チームが予想に反して早期敗退したことは、米国民の間で同情だけでなく、嘲笑も引き出しているようだ。米女子代表と歯に衣(きぬ)着せずに物を言うスター選手、メーガン・ラピノー選手が6日、スウェーデンに敗れた。
 ラピノー選手と米代表チームが大会史上最も早いベスト16で敗退したことを受け、ソーシャルメディア上では、がっかりな「ウォーク(差別などに敏感なこと)」な連中、と揶揄(やゆ)された。ラピノー選手を筆頭にチームの選手数人がW杯で国歌斉唱を拒否し、激しい批判を浴びた。 →続き

カザフ実業家がバイデン氏息子にポルシェ 会食の見返りか

(2023年8月6日)
 カザフスタンの実業家ケネス・ラキシェフ氏は2014年4月、ハンター・バイデン氏に14万2000ドルを送金。ハンター氏はそれでスポーツカーを購入した。
 ラキシェフ氏が送金したのは、ハンター氏の依頼で、父親のバイデン副大統領(当時)がワシントンのレストランで一緒に食事をしたのと同時期だった。 →続き

でっち上げられた罪状

(2023年8月5日)
 ワシントンに偶然はない。バイデン大統領が息子ハンター氏による外国企業にアクセスを与える見返りに金銭を求める事業に関与していたことを主要な目撃者が証言した翌日、司法省の特別検察官ジャック・スミス氏は、ドナルド・トランプ前大統領が辛うじて5%の票を得た同市での起訴を決定した。
 注意をそらすものとしては、これは強力なものだ。 →続き

飲酒による女性死亡が増加-米調査

(2023年8月2日)
 新型コロナウイルスの流行を迎える前後の3年間に、米国で飲酒による女性の死亡率が「著しく上昇」し始めていたことが調査から明らかになった。
 米国医師会が発行する医学雑誌「JAMAネットワーク・オープン」に7月28日、4人の研究者が調査結果を発表した。政府のデータベースを分析したところ、1999~2020年の間に、アルコール中毒、アルコール性肝疾患、急性中毒、アルコール乱用に関連する精神・行動障害などで死亡した米国民は60万5948人に上ることが分かった。 →続き

子供の性転換治療めぐり民主、共和が衝突

(2023年7月31日)
 下院議員らが27日、子供への性別適合(性転換)治療を巡って衝突した。こういった治療は、有害で、取り返しがつかず、本人がよく理解しないまま実施されているという批判があるにもかかわらず、増加傾向にある。
 民主党議員らは、性別適合治療に関する公聴会は右派イデオロギーに基づくものにすぎず、「安全で効果的な」トランスジェンダーケアを侵害し、医学界で認められた未成年の子供への医療処置を決定する親の権利を侵害すると考えている。 →続き

AIに生物兵器の製造法拡散リスク

(2023年7月28日)
 人工知能(AI)大手のアンスロピックは、そう遠くない将来、新しいAIツールによって、生物兵器の拡散が促進され、生物兵器が適切でない者の手に渡る可能性が高まると議会で警告した。
 アンスロピックはAIの安全性の研究を行っているとされ、同社CEO、ダリオ・アモデイ氏は25日、人類は長期的にはAIによる存亡の危機に直面しているが、その前に、AI技術の発展で生物兵器に関する知識が拡散するという危機に直面する可能性があると主張した。 →続き