米国内


一つ一つの命を敬い米国の再生を

(2021年12月8日)
 人間の生命に対する畏敬の念が衰える時、文明は腐敗する。生命が安価な2021年ごろの米国が、それを物語っている。殺人や騒乱といった行為を互いに繰り返す市民の日常の姿は、心が冷酷になった市民の典型的な例だ。それは、また、互いに対する米国人の心を一番かたくなにしているのは――私たち人間の中でも最も罪が少なく、か弱い――胎児を殺す慣行でもある。今こそが、妊娠中絶の全面的認可を徐々に縮小し、生命への敬意を取り戻す時なのである。→続き

米大学 トランス女子の競泳新記録、競技会参加に議論

(2021年12月8日)
 米国でトランスジェンダーの女子競泳選手が、大学の競技会で記録を大幅に塗り替え、優勝を続けていることで、議論が巻き起こっている。
 この選手は、ペンシルベニア大学4年生のリア・トマスさん(22)。オハイオ州で行われた全米大学競技協会(NCAA)競技会の女子200㍍自由形で4日、大会新記録で優勝。前日には500㍍で2位に14秒余りの大差をつけ優勝した。 →続き

医学の進歩で胎児の人間性が示されたと主張する中絶反対派

(2021年12月5日)
 米連邦最高裁のエレーナ・ケーガン判事は、1日に行われたミシシッピ州の中絶禁止法をめぐる裁判の口頭弁論で、(女性の中絶権を認めた)1973年の「ロー対ウェイド判決」以来、「状況はほとんど変わっていない」と主張した。だが、中絶反対派は、科学を挙げてこれに反論している。→続き

米カリフォルニア州で集団万引きが多発、罰則軽減が要因か

(2021年11月29日)
 米カリフォルニア州の組織的な店舗強盗が全国に広がりつつあり、小売業者から経費が増大しているとの声が上がっている。同州では、民主党議員によって万引きに対する罰則が大幅に軽減されている。  
 サンフランシスコ・ベイエリアの高級店が標的になってからわずか数日後の22日夜、約20人の窃盗集団がロサンゼルスの百貨店ノードストロームの窓を割って商品を略奪した。この事件を受け、州や地元の当局者たちは、ホリデーショッピングシーズンに合わせ、秩序を回復すると約束した。   →続き

主流派プロテスタント教会の牧師の半数が退職を検討

(2021年11月21日)
 米国のプロテスタント教会では、多くの牧師が新型コロナウイルス・パンデミックや精神的疲労、孤立感などを理由に退職を考えている。16日に公表された調査結果で明らかになった。  
 福音派キリスト教系の調査会社「バーナ・グループ」によると、プロテスタント牧師の約38%は仕事がストレスになっており、常勤の牧師を辞めることを「真剣に検討している」と答えた。この数字は、29%が牧師を辞めることを真剣に検討していると回答した昨年1月と比べ、大幅に増加した。   →続き

「私人」が国境を維持する

(2021年11月16日)
 現在進行中の米南部の国境にまつわる未解決の課題について、分かりやすく示唆に富む指摘がなされた。
 超党派の研究機関、移民研究センターのディレクター、マーク・クリコリアン氏とのポッドキャストでの対談で、ラッセル・ジョンソンさんは「民間人が国境線を守る義務があるはずがない」と訴えた。 →続き