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低コスト利点、心理戦に言及-中国軍 13年には気球注目、極超音速ミサイル発射実験も

(2023年2月9日)
 中国の気球が米本土領空を飛行したことを受けて、軍事情報の収集が目的だったとの指摘がなされている。中国軍は、高高度気球や飛行船など「軽航空機」を使って、米国の長距離無人機に対抗し、敵国に心理戦を仕掛け、情報を集めようとしていることが、中国の軍事、技術に関する資料から明らかになっている。
 2018年には気球から極超音速ミサイルを発射する実験を実施しており、中国軍が空気よりも軽い軽航空機の利用に関心を抱いていることは明らかだ。 →続き

米フロリダ州知事が学校から不適切な本を排除、左派は反発

(2023年2月6日)
 米フロリダ州の公立学校は、教室の本棚から性的表現が露骨な内容やその他の不適切な教材を排除する新しい州法を実施し始めた。これは、ロン・デサンティス知事が本を禁書にし、本を並べた教師を投獄すると脅していると、左派勢力が非難する引き金になっている。
 2024年の大統領選候補と目される共和党のデサンティス氏は、公立学校で利用できる書籍の目録を保護者に公開することを学校に義務付ける法案に署名した。各学校は現在、この法律の実施に着手している。 →続き

ツイッター幹部、ロシア・ボット説への反論を避けていた

(2023年2月5日)
 ツイッター社幹部らは、ロシアのボット(一定のタスクを遂行するようにプログラムされたソフトウエア)がツイッターを乗っ取り、右派の主張を広めるために利用されているという誤った主張に内心愕然としていたが、この作り話がメディアを賑わせる中、公に反論することを避けていたことが、最新の「ツイッター・ファイル」で明らかになった。
 ロシア・ボット説の中心は、連邦捜査局(FBI)の元工作員クリント・ワッツ氏が作成した「民主主義を守るための同盟(ASD)」のダッシュボード「ハミルトン68」。ツイッター上のロシアの影響を追跡すると称しているが、メディアや民主党議員によって、保守派の信用を損ね、反対意見を黙らせるために広く引用されるようになった。 →続き

ブチャ、破壊から再建へ-ウクライナ

(2023年2月4日)
 ロシアの侵攻から11カ月、ウクライナのブチャ市長は、首都キーウ(キエフ)郊外の静かで、住みよい、木々に囲まれたこの街が、ロシアの残虐行為を象徴する場所になるとは1年前は思ってもいなかったと述懐した。
 ワシントンを訪問したアナトリー・フェドルク市長は、「(戦争の脅威が高まっていた時も)ブチャは安全だと友人に言っていた。小さな町で、ロシア人が来るとは思っていなかった。住みやすい所だ。全面的な侵攻が起きるとは思いたくなかった」と当時を振り返った。 →続き

中国企業が米基地近くに工場建設計画、空軍の重要拠点で作戦に支障も

(2023年2月3日)
 中国企業が米ノースダコタ州の空軍基地近くにトウモロコシ加工工場建設を計画していることを受けて、国防総省が国家安全保障への脅威となり得ると懸念を表明している。
 同州選出のホーベン、クレイマー両上院議員(共和党)が公表した1月27日付の国防総省の書簡によると、中国の食品メーカー「阜豊集団」が同州グランドフォークス空軍基地から19キロの場所に工場建設を計画している。同基地は、大型無人偵察機「グローバルホーク」を運用しており、米軍の偵察・監視活動の拠点。 →続き

バイデン氏の機密文書の不始末

(2023年2月1日)
 それが、また起きた。バイデン大統領の自宅から、さらに六つの機密文書が発見されたのだ。明らかな資料の盗難が度重なるにつれ、バイデン氏のホワイトハウスと司法省が、密かに手を組んで対処しているというニュースが浮上している。米国民は、バイデン氏が、政府の秘密事項をいじくり回し、部下がそれを隠そうとしたことについて、十分な説明を受ける資格がある。
 大統領が、おかしなことに、デラウェア州レホボスビーチにある彼の夏の別荘で、冬の週末を過ごす中、法執行官は、金曜日にウィルミントンにある彼の家を捜索した。同じく、それ以前の何回かの捜索でも、捜査官は新たに機密文書を発見したが――今回は半ダースもあった。 →続き