政治


デサンティス氏、アイオワ州で選挙戦本格始動 バイデン氏を狙い撃ち

(2023年6月3日)
 【アイオワ州クライブ】フロリダ州のロン・デサンティス知事は、ドナルド・トランプ前大統領の共和党への支配を終わらせることを目指して、30日にアイオワ州デモインの西にある教会に詰めかけた人々の前で、大統領選への活動を開始。トランプ氏に代わる共和党指導者の姿を有権者に身近に感じてもらうことに成功した。
 デサンティス氏は、デモインの西にあるクライブのエタニティー教会で、保守派のキム・レイノルズ知事から称賛を受け、紹介されると、1000人以上の参席者を前に大統領選への本格的な活動の開始を表明した。 →続き

ウクライナ戦争への対応めぐり米共和党内で亀裂

(2023年5月29日)
 ロシアとの冷戦に端を発する現代の保守運動は今、ユーラシアの巨人とその冷酷な指導者であるウラジミール・プーチン大統領への対応をめぐり深い亀裂が生じている。
 ドナルド・トランプ前米大統領をはじめとする多くの保守派は、ロシアの侵攻に抵抗するウクライナの支援で米国が役割を果たすことに疑問を呈している。ほとんどの国際公約に広く懐疑的な人や、バイデン大統領によるロシアへの対応に疑問を抱く人、プーチン氏を称賛する人までいる。 →続き

下院議長、債務制限の議会取引をホワイトハウスに督促

(2023年5月25日)
 連邦議会・下院のケビン・マッカーシー議長は月曜日、6月1日までに連邦政府の債務不履行を回避するために、債務限度額の引き上げをめぐるバイデン大統領との議会取引を週末までに完了するよう警告した。
 「本当は先週末までに完了させるべきだった」、マッカーシー議長(カリフォルニア州、共和党)は言う、「それを可決して上院に引き渡すには、今週中に一定の協議を終えなければならない」と言明した。 →続き

民主党は、共和党への「MAGA」のレッテル貼りが勝利のカギと考える

(2023年5月20日)
 民主党は、政治の場で「MAGA(米国を再び偉大に)」に汚名を着せようと努力している。これを議会での議論に持ち込み、自分たちの邪魔となる共和党議員にレッテルを貼るのだ。
 エイサ・ハッチンソン氏に聞いてみるとよい。ハッチンソン氏は、最近の共和党における全国レベルの主要人物としては、MAGAから程遠い存在だ。同氏の政治的ルーツはロナルド・レーガン元大統領までさかのぼり、MAGA運動の父であるドナルド・トランプ前大統領を長年にわたって激しく批判している。 →続き

バイデン氏再出馬、失われる自由

(2023年5月10日)
 バイデン大統領は、最高司令官としてさらに4年の任期を全うすることを目指している。バイデン氏には2期目を目指す理由があるが、国民には彼を辞めさせたい理由がある。両者の立場を比較検討すると、バイデン2.0が実現すれば、自由が失われるのは明らかだ。
 バイデン氏は4月25日、動画で2期目に向けた選挙戦の開始を表明、2021年1月6日の連邦議会議事堂襲撃の否定的な部分を強調しながら、「私たちが直面している問題は、今後数年間、もっと自由になるか、そうでないかということだ」と述べた。バイデン氏はこの事件直後に政権を引き継ぎ、国内の分断を招いた。 →続き

訴訟問題はホワイトハウスを目指すトランプ氏の機会を損なう

(2023年5月6日)
 ドナルド・トランプ前大統領の法的な災難は、まるで意図されたものであるかのように、大統領選の選挙活動を停滞させる恐れがある。
 トランプ氏は政治的かつ現実的な課題に直面しており、バイデン大統領や民主党議員たちは、トランプ氏が一連の訴訟問題に巻き込まれることで、最終的に大統領選への打撃になるという期待を高めている。 →続き

バイデン氏は、選挙活動ではなく「地下室」に戻ることで再選を望んでいる

(2023年4月23日)
 バイデン大統領は、再選戦略を検討する中で、「控えめの方が効果大」というアプローチにこだわる気配を見せている。
 バイデン氏は、「地下室戦略」と呼ばれるように、2020年の大統領選では目立たないようにした。パンデミックによる都市閉鎖の期間中にデラウェア州の自宅にこもることで、トランプ前大統領が政治的な酸素を吸い尽くし、最終的に自ら破滅を招くようにした。 →続き