政治


米共和党、バロットハーベスティング推進で民主に反撃へ

(2022年11月27日)
 共和党候補者、保守派活動家は、以前から期日前投票用紙を回収する「バロットハーベスティング」を敬遠していたが、これを取り入れようという動きが出ている。この手法を取り入れている民主党が中間選挙を有利に進めたからだ。
 今回の選挙で共和党は、バロットハーベスティングを実施して民主党と戦った選挙区で勝利していたことが明らかになっている。 →続き

共和党支持者、現党指導部に嫌気 強いリーダー求める

(2022年11月24日)
 共和党支持者らは、中間選挙での共和党の成績が芳しくなかったことにも、党幹部らにもうんざりしているようだ。共和党の政策を支持しているのは確かだが、権力の中枢にいる幹部らへの思いは冷めている。非営利団体コンベンション・オブ・ステイツ・アクションとトラファルガー・グループが共同で実施した調査から明らかになった。
 コンベンション・オブ・ステイツ・アクションのマーク・メックラー会長は本コラム「インサイド・ザ・ベルトウェー」に寄せた声明で、「選挙前から、共和党支持者が党の政策を支持しながらも、幹部には疑念を抱いているという世論調査はあったが、中間選挙での共和党候補の不振で、その疑念はさらに深まったようだ」と述べている。 →続き

民主党、再選目指すトランプ阻止に「過激な法的措置」も

(2022年11月23日)
 大統領再選を目指すと先週発表したドナルド・トランプ前大統領だが、まだ出馬集会は開いていない。その一方で民主党は、同氏の2期目阻止にあの手この手の策を検討中だ。
 メリック・ガーランド司法長官はトランプ氏(76歳)の捜査を担当する特別検察官を任命し、捜査は向こう一年はかかる見込みだ。この期間はトランプ氏が共和党から三度目の大統領候補指名を受けるための大事なキャンペーンの最中だが、悪くすると刑事告発を受けるかもしれない。これなどはトランプ再選阻止のために民主党が設定する様々な障害の一つにすぎない。 →続き

波に乗るハリス米副大統領 バイデン氏後継も視野

(2022年11月20日)
 ハリス副大統領は16日、インド太平洋地域への1週間の外遊に出発した。ホワイトハウスは、バイデン米大統領が2024年の選挙に出馬しない、またはできないとなった場合の正当な後継としてのハリス氏のイメージにさらに磨きをかけようとしているようだ。
 スタッフが頻繁に入れ替わり、テレビインタビューでも苦戦するなど副大統領としての厳しいスタートだったが、数カ月ぶりに活躍の場を見つけ出したようだ。 →続き

マッカーシー院内総務、下院議長選へ結束呼びかけ

(2022年11月19日)
 共和党のケビン・マッカーシー下院院内総務は14日、1月の下院議長選に向けて共和党の結束を促し、より保守的な議員に議長職を任せることを望む少数派議員をけん制した。
 カリフォルニア州選出のマッカーシー氏は、中間選挙後初めて行われた下院共和党の非公開会合で、スタンディングオベーションを浴びた。下院選ではまだ確定していない議席もあるが、1月には共和党がごくわずか、恐らく1議席程度の多数派になると予測されている。 →続き