政治


米国・民主党、中間選挙のジンクスを破れるか、過半数維持に思案中

(2022年2月4日)
 合衆国議会の下院で、民主党は戦わずして過半数を放棄するつもりはない。今年の中間選挙について自信満々の共和党の鼻を明かす三つの戦略を仕掛けている。
 その戦略とは、民主党の業績が有権者をどれほど助けてきたかを詳しく説明すること、それに比べて共和党がドナルド・トランプ前大統領に執心し、同氏の「盗まれた大統領選挙」という主張に取りつかれて国政の妨害者になっている、と印象付けること、投票日までにコロナ感染の減少を期待しつつ、感染との戦いを倍加すること、この三点だ。 →続き

警戒すべきクロブシャー氏の反トラスト法案

(2022年2月2日)
 バイデン大統領の支持率が下がり、米国民が日を追って彼の職務遂行能力に疑問を抱いている中、一部の民主党員らが後継者として名乗り出ている。
 その中の一人、ミネソタ州選出のエイミー・クロブシャー上院議員(民主)は、「大き過ぎる」企業に有利とされる、米国の反トラスト法(日本の独占禁止法に当たる)の現行の解釈を覆そうと決意を固めている。 クロブシャー夫人が作成し、上院司法委員会を通過させた最終折衝案では、時価総額や毎月のアクティブオーディエンスで測った企業規模をもとに、米政府が介入できるようになっている。 →続き

下院民主党、引退表明の議員に撤回呼び掛け-中間選挙

(2022年1月31日)
 下院民主党は、11月の中間選挙に向け、党の議員らに引退計画を見送り、厳しい戦いになると予想されている選挙を乗り切るよう内々に働き掛けている。共和党の政権奪取を阻止するためだ。
 議員らがワシントン・タイムズに語ったところによると、引退を表明している29人の民主党下院議員のうち、激戦区の議員も含めて、戦わずに議席を手放すことのないよう呼び掛けている。 →続き

81歳のペロシ下院議長、再選出馬を表明

(2022年1月30日)
 ナンシー・ペロシ下院議長は24日、今年の中間選挙に出馬することを表明し、引退に関する憶測や、民主党幹部会内での後継者争いはひとまず棚上げとなった。
 81歳のペロシ氏は、今後取り組みたい課題を数多く挙げた上で、2021年1月6日の議会議事堂襲撃事件を引き合いに出して、自身の決断を説明した。 →続き

ロムニー上院議員、バイデンは中道派共和党議員と対話せず選挙改革法を失敗した

(2022年1月28日)
 ミット・ロムニー上院議員(ユタ州)は16日、自身が超党派の選挙法改革に協力する可能性のある数少ない共和党上院議員の一人であるにもかかわらず、ホワイトハウスから接触を受けたことはないと述べた。
 ロムニー氏による大統領指導部に対する批判は、民主党が上院のフィリバスター規則を覆し、党派的法案を強行突破するための見込みの薄い計画を推し進める中で起きた。 →続き

バイデン大統領の失政

(2022年1月26日)
 バイデン大統領の1年は失政に終わった。それは、彼の就任最初の1年から出された当然の結論である。大統領の政治的反対者はあざ笑いたくなるだろうが、そうすべきでない。指導者次第で、国は変わるものだ。だから、国民はむしろ、ページを繰って、米国の指導部の新たな1章が始まる将来のチャンスに備えるべきだ。大統領のしょげ返った仲間らが引き起こした混乱に対する覚悟を決めなければならない。
 バイデン氏の失敗の分析結果は、最近、キニピアック大学による世論調査で明らかにされた。その結果は惨憺(さんたん)たるもので、それによると、成人の間での大統領の支持率は、就任後最低の33%にまで急落した。民主党員の75%は依然として、党のトップを後押ししてい→続き

共和党、議事妨害の規則変更で民主に警告

(2022年1月23日)
 民主党が、選挙改革法案を承認するために上院のフィリバスター(議事妨害)規則の特例を設ける「核のオプション」を発動すれば、投票基準のいっそうの厳格化への道を開くことになるかもしれない。
 政治専門家によれば、次に共和党が政権を握ったとき、フィリバスターを受けることなく、民主党による変更部分をもとに戻したり、国政選挙のあり様について自党の方針を押し付けたりすることは間違いない。 →続き