202111


ペロシ議長下の「有害」な環境に両党から不満

(2021年11月27日)
 連邦議会議員らは、休暇シーズンを迎えているが、ナンシー・ペロシ議長のもとの下院の環境が「有害」になっていると主張し、不満を募らせている。
 民主、共和両党の議員二十数人がCNNに語ったところによると、ここ数年、議会の「礼節」が失われ、両極化が進んでいるという。そのため、ペロシ氏(民主、カリフォルニア州)が率いる下院は、一部の議員にとって耐え難いものとなっている。 →続き

台湾侵略の準備完了、米議会委員会の報告書 前例なき中国の核兵力で高まる威嚇

(2021年11月23日)
 米議会の中国関連の委員会が発表した最新年次報告書によると、中国軍はすでに台湾への全面侵攻が可能な状態であり、民主的な台湾を攻撃する目的で、人民解放軍は新型ミサイルと水力両用艦船を追加している。
 米・中国経済・安保検証委員会の報告書は、中国と台湾の対立を不安定にしている理由の一つが、中国の攻撃を抑止する米軍の能力が「危険なほど不透明」な状態にあるためだ、と結論付けている。 →続き

民主党、社会福祉法案の議会承認へ躍起

(2021年11月22日)
 議会民主党とホワイトハウスは、バイデン大統領の数兆ドル規模の社会福祉法案の費用とその財源確保案に関する報告書の信頼性を削ごうと躍起だ。
 民主党はその一環として、議会予算局(CBO)の報告書の正当性を否定するための活動を展開している。CBOは、法案の財政的影響を分析することを任務とする超党派の連邦機関だが、民主党は、CBOがバイデン氏の社会福祉法案のすべての条項を適切に検証することはできないと主張している。 →続き

IRS増員は、富裕層の税金逃れを促進するだけ-専門家が警告

(2021年11月18日)
 バイデン大統領が提案している増税と8万人以上の内国歳入庁(IRS)職員の増員計画は、超富裕層が公平な負担を回避するのを助ける結果になる可能性があるとの分析結果が発表された。
 リバタリアン(自由至上主義者)系のケイトー研究所は11日、民主党が1兆7500億ドルの社会福祉・気候変動法案の中で提唱している増税と控除の新システムは、税制を複雑にし、執行を困難にすると指摘した。 →続き

「私人」が国境を維持する

(2021年11月16日)
 現在進行中の米南部の国境にまつわる未解決の課題について、分かりやすく示唆に富む指摘がなされた。
 超党派の研究機関、移民研究センターのディレクター、マーク・クリコリアン氏とのポッドキャストでの対談で、ラッセル・ジョンソンさんは「民間人が国境線を守る義務があるはずがない」と訴えた。 →続き

バイデン氏のインフラ整備は労働力不足と供給網の問題に直面する

(2021年11月15日)
 バイデン大統領の1.2兆ドルの超党派インフラ整備法案は、サプライチェーン(供給網)の寸断と労働力不足のため、実施が大幅に遅れるとみられている。
 アナリストらは、主要な高速道路、橋、港湾プロジェクトに取り掛かるのは、建築資材の不足、資材価格の高騰、技術者から土木作業員まで労働者の不足などの問題があり困難だと指摘している。 →続き