202205


米国、対中衝突を想定した新世代の軍事機材に注目

(2022年5月28日)
 近未来の戦争に備えるために米軍が準備している軍用機材の中には、数マイル先の敵の機関銃巣を検出できる熱感知カメラ、ヘリコプターから降下させられる膨張式ボート、水中から頭上のドローンを操作できる携帯式コントローラーなどがある。
 米当局者によると、米・中の緊張が太平洋の軍事衝突になるリスクが高まるにつれ、海洋で利用可能な高度兵器や偵察能力が必要になってきた。 →続き

検察、クリントン氏はFBIを「道具」として使った

(2022年5月26日)
 検察は、ジョン・ダーラム特別検察官のロシア捜査を審理する刑事裁判の初日となる17日、ヒラリー・クリントン陣営の弁護士がドナルド・トランプ氏に対する醜聞を使って「FBI(連邦捜査局)を利用し、操作し」、2016年の大統領選前に「オクトーバーサプライズ」を演出したと主張した。
 検察は、弁護士のマイケル・サスマン被告が2016年9月、ドナルド・トランプ陣営を妨害する目的でFBI当局を欺くことを意図していたと述べた。 →続き

バイデン政権のインフレ・経済対策に冷ややかなハイテク大御所たち

(2022年5月22日)
 アメリカ実業界の有力者の間で、バイデン大統領への不評が大っぴらになってきた。最高経営責任者(CEO)たちは、大統領がインフレと不況に向かいつつある経済に責任をとる代わり、ホワイトハウスを子供だましのお化けに変えつつあると嘲笑している。
 バイデン大統領はアマゾンのような企業群に、より高い税率を求め、オンライン小売業での労働組合活動を促している。アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏は、2021年に1.9兆ドルもの景気刺激策が経済を過熱させた兆候があるのに、なおも巨額の支出計画を議会通過させようとしているとして、大統領に冷笑を浴びせた。 →続き

無制限の中絶へと進む民主党

(2022年5月21日)
 民主党は近年、中絶問題で大幅に左傾化し、バイデン大統領もその動きに同調している。
 バイデン氏は、人工妊娠中絶に反対していた過去を捨て、中絶禁止へのほぼ全面的な反対へと傾斜するベテラン民主党議員らに歩調を合わせている。30年前にクリントン大統領がこの中絶を「安全、合法、まれ」でなければならないとした指針を捨ててしまったのだ。 →続き

NATO加盟目指すスウェーデン、フィンランド両首脳を迎えるバイデン大統領

(2022年5月20日)
 バイデン大統領は木曜日、NATOへの加盟を目指している二か国、スウェーデンのマグダレナ・アンダーソン首相と、フィンランドのサウリ・ニーニスト大統領をホワイトハウスに迎える。
 火曜日のホワイトハウス発表では、両首脳はNATO加盟申請のほか、欧州の安全保障、ウクライナへの西側支援を話し合うという。 →続き

マンチン氏、民主党の中絶法案を阻止

(2022年5月17日)
 上院民主党は11日、中絶の制限をなくす法案を可決しようとしたものの失敗に終わった。最高裁意見書の草稿が先週、リークされ、ロー対ウェイド判決が覆されるのは時間の問題であることが明らかになったことを機に、共和党が強気の姿勢を示したためだ。
 上院は、審議打ち切り動議の採決を行い、49-51で、必要な60票を大きく下回った。民主党のジョー・マンチン上院議員(ウェストバージニア州)は、共和党議員と共にこの法案に反対した。 →続き

ルビオ、ファインスタイン上院議員、宇宙軍州兵創設法案を提出

(2022年5月15日)
 マルコ・ルビオ、ダイアン・ファインスタイン両上院議員は意見が合わないことが多いが、米国の最新の軍にパートタイムの付属部隊の設置を求めることで手を組んだ。
 両議員は11日、宇宙軍の指揮系統の下に宇宙軍州兵を創設する法案を提出した。この法案では、現在宇宙軍の任務に就いているすべての空軍州兵を、この新しい部隊に移行させることになる。 →続き