バイデン氏、最高裁判事候補を黒人女性4人に絞る

(2022年2月14日)

2021年4月28日、ワシントンのキャピトル・ヒルで開かれた上院司法委員会の懸案の司法指名に関する公聴会で証言する、コロンビア特別区連邦巡回控訴裁判事に指名されたケタンジ・ブラウン・ジャクソン氏。ジョー・バイデン大統領は、就任1年目に過去の大統領よりも多くの公選弁護人、公民権弁護士、非営利弁護士を連邦判事として指名し、すでに歴史を刻んでいる。(Tom Williams/Pool via AP, File)

By Jeff Mordock – The Washington Times – Thursday, February 10, 2022

 バイデン大統領は11日、引退するスティーブン・ブライヤー最高裁判事の後任候補探しについて、黒人女性4人に絞っていると述べた。

 当初は、少なくとも12人の黒人女性がリストアップされていた。

 バイデン氏はNBCニュースでレスター・ホルト氏に「4人ほどに絞り、深く調査している。経歴に不適格な部分がないか徹底的に調べる」と述べた。

 バイデン氏は、残っている候補者について、「十分な資格がある」と述べた。

 「彼らは優秀で、最高の大学を卒業し、経験があり、ある者は裁判官として、ある者は弁護士として働いている」

 バイデン氏は、指名した候補者が真っ二つに割れている上院で承認を得られるかどうかについて問われると、超党派の支持を得られることに自信を示した。民主党は、ニューメキシコ州選出のベイ・レイ・ルージャン上院議員が脳卒中で療養中のため、現在、1議席少なくなっている。

 バイデン氏は「私はここでイデオロギー的な選択をしたいわけではない。ブレイヤー判事の後任として、判事が持っているような能力を持ち、憲法を理解し、主流の憲法解釈と一致するような判断ができる、広い心を持った人を探している」と述べた。

 だが、選考がどの程度進んでいるかは明言しなかった。候補者との面接も公には報じられていない。

 バイデン氏は、黒人女性を最高裁判事に指名するという選挙公約を守ると宣言している。今月初め、2月末までに指名を発表すると述べた。

 黒人女性を指名するという公約は、最高裁をさらに政治化し、承認手続きにアイデンティティー政治を持ち込むという共和党の一部の批判を招いている。

 ブレイヤー判事の後任には、6月に米ワシントン巡回控訴裁判所の判事として承認されたケタンジ・ブラウン・ジャクソン連邦判事や、カリフォルニア州最高裁判所のレオンドラ・クルーガー判事らが有力候補として挙げられている。

 終身雇用の最高裁判事候補として他には、ウィルヘルミナ・ライト連邦地裁判事(ミネソタ州)、ミシェル・チャイルズ連邦地裁判事(サウスカロライナ州)、レスリー・エイブラムス・ガードナー連邦地裁判事(ジョージア州)や、公民権運動団体「全米黒人地位向上協会(NAACP)」法律防衛・教育基金のシェリリン・イフィル所長の名が挙がっている。

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