ビル・ガーツ


中国、感染拡大で新監視システム

(2021年11月14日)
 中国政府は、新型コロナウイルスの新たな感染拡大と闘っている。3年前に武漢で発生した新型コロナだが、中国の国営メディアによると、感染が20の省・自治区にまで拡大しているという。  
 中国政府は、新型コロナ感染者と接触した人物の場所を把握できる新たな電子監視システムを導入した。   →続き

中国、2030年までに1000発の核弾頭を保有か-国防総省報告

(2021年11月13日)
 米国防総省は3日、中国の軍事力に関する年次報告書の中で、中国軍が戦略ミサイル部隊を急速に増強しており、2030年までに最大1000発の核弾頭を配備するとの予測を明らかにした。これは従来の予測の約4倍にあたる。
 マーク・ミリー統合参謀本部議長は、中国の軍事力が急速に拡大していることを示す別の兆候として、中国が最近行った極超音速ミサイルの実験を挙げた。このミサイルは、核を搭載し、地球の極軌道を周回できる。 →続き

増強進む中国海軍 揚陸艦配備で遠征能力向上、艦艇460隻に -米年次報告

(2021年11月11日)
 米国防総省がこのほど公表した中国の軍事・安全保障分野の動向に関する年次報告書によると、すでに世界最多の艦艇を保有する中国人民解放軍海軍(PLAN)は、2030年までに保有艦艇数を、460隻まで増加させ、米軍を大幅に上回ると予測している。
 現在のPLANの保有艦艇数は355隻。一方の米海軍は296隻だが、遠方にまで戦力投射が可能な空母を11隻保有するなど、戦略的優位を保っている。 →続き

中国が衛星破壊兵器打ち上げか 宇宙ゴミ除去と主張

(2021年10月28日)
 中国は、宇宙を新たな主戦場として、衛星破壊兵器(ASAT)など宇宙兵器の開発を進めている。「宇宙デブリ(ごみ)」除去のためとして新たな人工衛星を打ち上げたが、専門家らは、敵対国の衛星を捕獲、破壊する能力を持っているとみて、警戒を呼び掛けている。
 国営企業、中国航天科技集団は、24日に打ち上げられた「実践21号」の任務は「宇宙デブリを削減し、無害化するための技術の実証実験」としている。 →続き

中国サイバー攻撃大規模化か ネット新規格の危険性

(2021年10月24日)
 中国政府は、最新の通信インフラで世界をリードすると表明したばかりだが、米国の安全保障専門家らは、インターネット上の住所に当たるIPアドレスの新規格「IPv6」の導入によって、中国政府によるハッキング活動の危険性はいっそう高まると警告している。→続き

バイデン米政権、対中融和に後戻り 台湾との関係を制限

(2021年9月28日)
 バイデン米大統領は21日の国連総会演説で、トランプ政権の対中強硬政策を後退させ、融和姿勢に回帰することを示唆。中国との関係で、戦略的競争を後退させ、米政権が重要視する新型コロナウイルス感染拡大や気候変動への対応を優先すると明言した。また、新型コロナの発生と拡大で中国政府の責任を問う意思がないことを明らかにした。→続き