米国内


米国の大学生の間で言論の自由に対する不安が拡大

(2022年1月30日)
 米国の大学生は、(言論の自由を保障した)憲法修正第1条の原則を重要視しているが、キャンパスでの言論の自由については、さまざまな思想的理由から不安を感じるようになっていることが、25日に公表された調査結果により明らかになった。
 ナイト・イプソスの世論調査によると、回答した学生の半数以上(59%)が、大学キャンパスでは、たとえ不快であったり偏ったものであったりしても、「あらゆる種類の言論に触れる」ようにすべきだと回答した。 →続き

米国務省、エホバ信徒への禁固刑を非難

(2022年1月29日)
 国務省は26日、ロシアでの宗教団体「エホバの証人」への取り締まりを非難、信仰を実践したことを理由に女性信徒が6年の禁固刑を言い渡されたことに強く反発している。 国務省報道官はワシントン・タイムズの取材に対し電子メールで、「米国は最も強い言葉で、ロシアがエホバの証人など平和的な少数派宗教団体への取り締まりを続けていることを非難する」と強調した。
 この声明は、ロシア南部、アストラハンの裁判所が、アンナ・サフラノバさん(56)に6年の禁固刑を言い渡したことを受けたもの。 →続き

女子生徒をトランス男子に誘導、母親が教員を提訴

(2022年1月26日)
 米カリフォルニア州で、教員らが女子生徒を、親に隠してトランスジェンダーへと誘導し、名前、呼び方、性自認を変えさせようとしていたことが明らかになり、母親が学校区を提訴するという前代未聞の出来事が起きている。
 ジェシカ・コーネンさんは19日、小学6年生の頃から娘をトランスジェンダーと自覚させるように誘導するのを認め、意図的に精神的ストレスを引き起こし、人権を侵害したとして、スプレクルズ連合学区、ブエナビスタ中学校の2人の教員と校長を提訴した。 →続き

トランスジェンダーに使う代名詞が人々の考えに影響

(2022年1月23日)
 米ペンシルベニア大学のトランスジェンダー競泳選手、リア・トーマス選手には、女子スポーツ界で多くのアドバンテージがあるとの懸念が出ているが、その一つが代名詞である。
 トーマス選手のように男性から女性に変わったトランスジェンダーの人々を「she」「her」と呼ぶことは、一般的な礼儀の問題からほぼ普遍的な期待へと変わり、反対する人々に社会的、政治的、法的な影響をもたらしている。 →続き

息子を射殺された母親、犯人を保釈させた非営利団体を非難

(2022年1月16日)
 ニッキー・スターリングさんは昨年10月、24歳の息子ディランさんがインディアナポリスで友人のために麻薬取引に介入しようとした際に射殺されたことを知り、胸が引き裂かれた。
 スターリングさんの悲しみが苛(いら)立ちと怒りに変わったのは、息子を殺害した被告の男が昨年、刑務所から釈放されていたことを知った時だ。5650㌦の保釈金の一部は、社会・人種的不平等への対応に取り組む非営利団体から支払われた。男は薬物絡みの重罪で収監され、他にも係争中の事件で三つの重罪に問われていた。 →続き

「1月6日」の国民感情をあおるな

(2022年1月12日)
 バイデン大統領とハリス副大統領、民主党議員らは、6日に米連邦議会議事堂で起きた1月6日暴動を直接体験した人々の話をよみがえらせるようなイベントを主催するなど、この日を「記念日」に仕立て上げようと計画している。浅はかな考えだ。なぜなら、9・11同時テロや真珠湾攻撃と違って、「1月6日」は、将来「恥辱の日」となるどころか、なるべき日でないからだ。
 当初から、民主党員や主要メディアは、議事堂での暴動を襲撃、あるいは、クーデターと描写し、1812年の英国軍によるワシントン焼き打ち事件に匹敵すると言いだしかねないありさまだった。彼らの話とは反対に、議会議事堂では、もっと重大な事件が起こっている。その中には、1954年の下院議場でのプ→続き