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米国の名門大学で吹き荒れる「キャンセル文化」

(2021年9月27日)
 発言した内容を理由に標的になり、罰を受け、キャンセル(社会的に抹殺)されるという観点で、過去6年間にわたり最悪の場所の一つとなってきたのが、米国の名門大学のキャンパスだ。  
 「教育における個人の権利財団(FIRE)」が行った調査によると、「引き金となった」苦情によって学者が標的となる事件が最も多かったのはスタンフォード大学だった。カリフォルニア州パロアルトにある同大学のキャンパスでは2015年以降、18件が報告されている。これはハーバード大学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、ジョージタウン大学の2倍の数だ。   →続き

自信付けるイラン、しぼむ米の核合意への期待

(2021年9月26日)
 バイデン大統領は、イランとの外交関係を強化し、トランプ前大統領が離脱した国際的な核合意を復活させることを約束したが、就任から9カ月がたった今、成果をほとんど示すことができていない。対応を誤ったことで、イランにさらに大胆で好戦的な政権を生み出したのではないかとみられている。→続き

「スクワッド」、移民問題で議会規則の無視を呼び掛け

(2021年9月25日)
 議会の極左「スクワッド」は、バイデン大統領の3.5兆㌦の歳出法案に盛り込まれている、不法移民に滞在資格を与える計画を阻止する上院議事運営専門員の19日夜の判断を無視するように民主党のリーダーらに呼びかけた。
 民主党議員らは、2月にエリザベス・マクドナー議事運営専門員が、新型コロナウイルス救済法案の連邦最低賃金を時給15㌦とする案を阻止する判断を下したことに怒りを覚えており、今こそルールを変える時だと語った。 →続き

バイデン氏、国連総会へ 同盟国との関係改善の好機

(2021年9月24日)
 バイデン大統領は21日、大統領として初の国連演説を行うが、米国の最も親密な同盟国との間に生じた関係の修復を迫られることは間違いない。
 現在、世界中で米国への信頼が揺らいでいる。アフガニスタンからの撤退をはじめとする一連の外交政策の失敗により、同盟国は、米国が今後も信頼できるパートナーであり続けるかどうかに疑問を抱くようになっている。 →続き

米空軍、兵器老朽化に危機感 新調に連邦議員らが反対

(2021年9月23日)
 米空軍幹部らが、米軍は中国との覇権争いで後れを取っていると指摘、老朽化した兵器や航空機の廃棄、更新が必要だが、連邦議会議員らが選挙区への配慮からこれを拒否していると危機感をあらわにした。
 国防総省では、軍備で競合国に後れを取っているとして、予算の増額を求めている。しかし、国防専門家らは、アフガニスタンから完全撤収したことで、台頭する中国にいかに対抗するかをめぐって、予算、戦略に関して新たな対応が必要になると指摘している。 →続き

米国、ワクチン接種済みの旅行者すべてを入国許可へ、欧州の圧力で

(2021年9月22日)
 ホワイトハウスは月曜日、米国がワクチン接種済みの外国人を、十一月の早い時期から隔離義務なしで入国を認める、と発表した。これは欧州諸国が長期の汎感染に伴う入国禁止を緩和してきているのに、米国が相応の対応をしていないと苦情を述べてきたことによる大きな変化だ。→続き