ポリシー


気候変動補佐官が辞任か ホワイトハウスは否定

(2022年4月22日)
 民主党が、党内の中道派議員の反対もあって野心的な気候変動対策を通過させることができないため、バイデン大統領の気候変動担当補佐官、ジーナ・マッカーシー氏が、早ければ来月にもホワイトハウスの職務を離れると伝えられている。
 バイデン氏と民主党は、化石燃料の使用を減らすための最近の歳出法案で180億ドルを獲得するなど、環境政策でわずかな勝利を収めたものの、民主党のマンチン(ウェストバージニア州)、シネマ(アリゾナ州)両上院議員が、5500億ドルという当初の気候変動対策案に反対したことで、党内に不満が募っている。 →続き

バイデン政権の気候変動に対するカルト的対応

(2022年4月14日)
 バイデン大統領のホワイトハウスでは毎日、気候変動のために世界は終わると考えることで一日が始まる。気候のことが頭から離れることなしに、一つの政策、一つの行動、一つの声明も出されることはない。
 先週、ロシアの億万長者、ロマン・アブラモビッチ氏がベラルーシで、ロシアとウクライナ間の和平交渉を行っていた時に、目が痛んだり、皮膚がむけたりなどの中毒症状を起こしたという報告がなされたことを例に取ってみよう。2人のウクライナの交渉人も同様の症状に見舞われたと言われている。 →続き

バイデン政権に天然ガス増産圧力

(2022年3月31日)
 バイデン大統領は24日、ブリュッセルでロシア・ウクライナ戦争について協議するため北大西洋条約機構(NATO)と欧州の指導者らと緊急首脳会談を行った後、欧州のエネルギー安全保障に対する米国の関与を強調した。
 バイデン氏と欧州委員会のフォンデアライエン委員長は、エネルギー協力に関する合同タスクフォースの創設を発表した。共同声明では、「欧州連合(EU)の当面のエネルギー安全保障上の必要性に対処し、クリーンエネルギーへの移行を加速させる」ことを約束した。 →続き

ロシアの動物実験への助成停止を-GAO

(2022年3月26日)
 全体主義国家をめぐる世界的危機と、動物虐待への懸念を受けて議会は、米国の資金援助を受けた国外の研究所での研究を精査し、これらの予算を国内の研究に振り向けるべきかどうかを検討しようとしている。
 共和党下院議員らは今月、バイデン政権に、ロシアの国営研究所での猫の脊椎研究への助成金を停止するよう求めた。また、新型コロナウイルスの感染拡大前、中国の武漢ウイルス研究所への助成金がどのように使われていたのかについても依然、疑念を抱いている。 →続き

下院がロシアのエネルギー禁輸を可決、上院は不透明

(2022年3月15日)
 下院は9日夜、ロシアからのエネルギー輸入を禁止する法案を承認した。これに先立ちバイデン大統領が大統領令によって独自の禁輸措置を発動したばかりだ。
 ロシアの石油、天然ガス、石炭の輸入を全面的に禁止する下院の法案は、超党派の圧倒的な支持を受け、414対17で可決された。 →続き