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プーチン氏に攻撃強化圧力 強まる軍内強硬派の不満

(2022年6月9日)
 ウクライナ侵攻をめぐって西側各国からの反発が強まり、ロシア国内からも一部で反戦の声が上がる一方で、戦果が上がっていないことへの不満から、ロシア軍内の強硬派などの間で攻撃の強化を求める声が上がっている。
 米政府系放送局ラジオ・フリー・ヨーロッパ/ラジオ・リバティ(RFE/RL)が入手した音声データから、ロシア軍の2人の大佐が、攻撃が不十分だとプーチン大統領や軍幹部らを非難していたことが明らかになった。 →続き

フロリダ州の情報操作疑惑

(2022年6月8日)
 今週、フロリダ州保健省(DOH)の監察官(IG)は、州職員の新型コロナウイルス感染症のデータを操作するように命じられたという申し立ては「事実に基づかず「証拠不十分」で「根拠がない」との判断を下した。
 IGの27ページのリポートは、州保健省の元職員、レベッカ・ジョーンズ氏による主張に焦点を絞っている。ジョーンズ氏は、州の地理情報システム(GIS)アナリストとして2年間働いていたが、ジョーンズ氏の上司らが、彼女が作成を手伝った新型コロナダッシュボードへのデータ入力方法を、州が認めていないにもかかわらず公開したと判断したことを受けて、解雇された。 →続き

米州サミットをおおう理念衝突の暗雲?

(2022年6月7日)
 バイデン政権は第9回米州サミットによって、西半球での米国の指導力を見せつけ、前トランプ政権下でしばしば緊迫した関係を清算する機会になることを期待していた。しかし、月曜日からロサンゼルスで1週間続く会合は、イデオロギー絡みの波乱含みで、バイデン大統領の外交と国内政治の両面で、新たな頭痛の種を抱えるリスクがある。
 米州サミットは北米、南米、中米そしてカリブ海諸国の指導者たちによる唯一の公式会合だ。今回は、1994年にマイアミで発足式が開かれてから初めて、米国がサミットを開催するものだ。 →続き

米北方軍、本土に対する中露北からの脅威は高まっている

(2022年6月6日)
 米北方軍司令官が議会で最近、中国、ロシア、北朝鮮からの米国への脅威が高まっていると述べた。
 バンハーク司令官(空軍大将)は、ミサイルの脅威、サイバー攻撃、情報戦が組み合わさったことで北方軍は「かつてないダイナミックで戦略的に複雑な脅威に直面している」と述べた。 →続き

米企業による言論の自由への尊重度を保守派が格付け

(2022年6月5日)
 持続可能性や人種的公正性、LGBTQ(性的少数者)の権利といった問題に関する企業のスコアカードは左派に数多くあるが、今度は保守派が言論の自由へのコミットメントに基づいて企業を格付けする独自の指標を作成した。
 新しく発表された「見解の多様性スコアビジネス指標」は、「市場や職場、公共の場における宗教・思想の多様性に対する企業の尊重度」を測る初めての包括的指標とされている。 →続き

生きた囚人から臓器摘出、医学論文で新たな証拠-中国

(2022年6月4日)
 中国で、移植のために生きた死刑囚から臓器が摘出されていることを示す、新たな証拠が研究者らによって明らかにされた。
 学会誌「米移植ジャーナル」に掲載された論文「臓器調達による処刑-中国でデッド・ドナー・ルールに抵触」によると、中国の医師らは医療倫理の根底にある価値観を無視し、生きた囚人から心臓と肺を摘出し、死刑を執行しているという。 →続き