国際


バイデン氏、国連総会へ 同盟国との関係改善の好機

(2021年9月24日)
 バイデン大統領は21日、大統領として初の国連演説を行うが、米国の最も親密な同盟国との間に生じた関係の修復を迫られることは間違いない。
 現在、世界中で米国への信頼が揺らいでいる。アフガニスタンからの撤退をはじめとする一連の外交政策の失敗により、同盟国は、米国が今後も信頼できるパートナーであり続けるかどうかに疑問を抱くようになっている。 →続き

核戦力増強進める中国 米、対中スパイ活動強化へ

(2021年9月17日)
 米国防情報局(DIA)のベリエ局長は、中国がロシアの核戦力に追随するかたちで、核兵器の増強を急速に進めており、情報機関内で中国に対抗するための体制の整備が進められていることを明らかにした。
 ベリエ氏は軍需企業の業界団体主催の会合で、「ロシアの核のトライアド(ミサイル、爆撃機、潜水艦の3本柱)は信頼性が高く、効果的で大変な脅威だ。中国は、このトライアドを整備することを目指している」と強調。中国の核開発が現在の最大の懸念材料だと訴えた。 →続き

アフガンのレアアース 中国食指、獲得優位に 米国苦境から対中依存懸念

(2021年9月10日)
 米国がアフガニスタンから撤収し、タリバンが支配を固める一方で、中国は、アフガンのレアアース(希土類)獲得で有利な立場に立っている。米バイデン政権は経済・気候変動対策で、発電、運輸の改革、半導体産業の再建を目指しているが、どれも膨大な量の鉱物資源を必要とし、資源をめぐる対中依存が高まるのではないかと専門家は指摘する。→続き