税制・予算


黒人有権者は「警察予算打ち切り」要求を拒否

(2021年11月1日)
 昨年、人種差別への抗議で暴動が起きた時、マーケス・ウォレンさんのシアトルの自宅には深夜の電話がかかってきた。この電話によって、ウォレンさんは「警察予算打ち切り」の考え方に反対するようになった。  
 電話は、ウォレンさんがシアトル中心街で経営する酒屋に設置された警報機の会社からだった。何者かが不法侵入しようとしているとの通報だった。   →続き

サンダース氏とマンチン氏、3.5兆ドルの歳出法案めぐって対立

(2021年10月20日)
 バイデン大統領が提出した3.5兆ドルの社会福祉と気候変動に関する法案をめぐる民主党議員の間の対立が15日、ウェストバージニア州であからさまになった。
 上院予算委員会のバーナード・サンダース委員長は、同州最大の新聞であるチャールストン・ガゼットメール紙に、法案を擁護するとともに、法案成立を阻む民主党議員を非難する論説を寄稿した。特にサンダース氏は、ウェストバージニア州の上院議員である民主党のジョー・マンチン氏がこの法案に反対していることを非難した。 →続き

ジョー・マンチンの1.5兆ドルの突然の提案を左派は受け入れられるのか

(2021年10月18日)
 1・5兆㌦を費やしても保守的な立場と見なされるのは米首都ワシントンにおいてのみだ。
 歳出案に対するジョー・マンチン上院議員の支出上限は、あらゆる支出法案の中で米国史上最大の規模となる。これはトランプ減税と同規模であり、2010年に可決されたオバマケアの推定コストの2倍であり、2003年のメディケアディケア処方薬改善・現代化法を小さく見せるものだ。 →続き

米はAI戦で中国に負ける-空軍の元技術者が警告

(2021年10月13日)
 米空軍に新設された最高ソフトウエア責任者(CSO)に就任し、9月に抗議の辞職をしたニコラス・チェイラン氏が、サイバー、人工知能(AI)をめぐる中国との競争に米国はいずれ敗北すると警告している。
 チェイラン氏は、「米国はこのままでは(サイバー、AIで中国との)戦いに負ける。目を覚ます必要がある」とAI開発で政府の対応が遅いことに警鐘を鳴らした。 →続き

米国市民はバイデン予算案を嫌っている

(2021年10月8日)
 保守系団体が合衆国議会選挙の有権者千人以上に調査したところ、バイデン大統領が提案している3兆5千億ドル規模の予算案というものが、増税と国家債務の増加を伴うと知っていれば、七割の有権者はその予算案を支持しないことが分かった。
 「全州アクション大会」が、米国で定評のある政治世論調査会社「トラファルガー・グループ」と提携して実施した意識調査の結果、民主党が予算調整メカニズムを利用して共和党なしで通過させようとしている予算案に伴うリスク要因を知れば、71.5%が否定的な見方を示すだろうと述べた。 →続き

歳出法案の表決へ党内の引き締め図るペロシ下院議長

(2021年9月30日)
 議席数の差がわずかしかない下院で、5.7兆㌦の新規歳出をやり遂げるための大勝負を前に、ナンシー・ペロシ下院議長は、彼女の長い政治キャリアの中でも最も厳しい状況に置かれている。
 今週中に二つの巨額歳出法案の採決が予定されており、ペロシ氏は、バイデン大統領が強く望んでいる勝利を得るために、極左と穏健派の民主党議員を何としてもまとめなければならない。 →続き